自分を食べてるみたい



太陽の髪の毛はオレンジ色でとても綺麗な色。そんな太陽をイメージしたチョコを作ってみたら、まあ…思ったよりも完成度が高く太陽そっくりのチョコが出来てしまった。


これ、あげるの勿体ない……


なんて思ったがもう当日。新たに作る時間なんてあるはずなく、急いでラッピングをし太陽の元へ。

きっといるであろう、公園へ向かう。予想通り太陽はいた。


『太陽!』

「名前!どうしたの?」

『やっとチョコが出来たから持ってきた!』

「へぇー!名前の手作り?ありがとう!」

『どういたしまして』

「さっそく食べていい?」

『いいよ!見て驚いて!』


ラッピング袋からチョコを取り出す太陽。


「凄い!僕そっくりだ!」

『でしょ!?頑張ったんだから!』


嬉しそうに食べ始める太陽。だけど急に固まる。


『どうしたの?』

「嬉しいんだけど…なんだか」




自分を食べてるみたい
(どうせなら名前を食べたかったな)
(また今度ね)
(いいの!?)
(時間があるときまたチョコ作るね)
(ああ…チョコか…)
(え?)



―――――

いかがでしたでしょうか?太陽くんってこんな口調で合ってます?イマイチ太陽くんの口調がつかめない…。気に入っていただけるか分かりませんが喜んでいただけたら嬉しいです。



企画参加ありがとうございました!


2013年2月14日




「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -