メール



ご飯を食べ終え、看護師さんに携帯の使い方を教えてもらった私はさっそく鬼道さんにメールをしてみた。

"名字です。携帯の使い方が分からなかったのでメールするのが遅くなりました。"


これで大丈夫かな?


送信っと。


送信完了の画面になり返事を待ってみる。…そんなすぐにはこないよね。今鬼道さんは忙しいだろうし…


ピピピピ


案外早くに携帯が鳴り少しビックリしながら携帯のメールボックスを見てみる。


"メールありがとう。名字、体調は大丈夫か?ちゃんとご飯は食べているか?泣いてはいないか?"


私を心配するメールに少し笑ってしまった。


…心配しすぎだよ鬼道さん。お母さんみたい


"大丈夫ですよ。まるで鬼道さん、お母さんみたいですね。"


そう送ると


"大丈夫なら良かった。無理はするなよ。あと俺はお母さんじゃないぞ"


そう返ってきた。




◆メール
(この日から鬼道さんとのメールが楽しみになっていった)




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