もうやめて
これは…一体?
突然、影山という人に連れて来られたスタジアム。
佐久間さんや源田さん達と鬼道さん…が試合をしている。
どうして…
そりゃあ二人はもう退院しているからもうサッカーはしていいんだけど…でも何か違う。雰囲気が……。二人が技を使う度に、二人は苦しそうにもがく。その度に鬼道さんは悲しそうな顔をする。
なに…これ…
「ぐぁあああああ」
…佐久間さん!
「あああああああ!」
源田さん…!
もう…やめて…
「もうやめろ!サッカーが二度とできなくなるんだぞ!」
「お前には分からない…」
こんなの佐久間さんじゃない
違う
やめて…
「これで決める!」
「佐久間あああ」
佐久間さんがシュートをうち終わると倒れ込む。すかさず源田くんが駆け寄る。
「…佐久間!」
急いで私も彼らの元へ駆け寄った。
「名前ちゃん…?どうして…!」
話せない代わりに私は涙を流す
「っ、影山あああああ!!」そう鬼道さんは叫び影山という人の後を追いかけた。
とたんに、スタジアムが崩れだす。
「みんな!急いで避難するわよ!」監督さん…?の指示に従い私達は外へ出た。