【イナズマイレブンGO/鬼道】イナGOアニメ、28話より
何か用事があるわけじゃない
何か約束があるわけじゃない
けど、来てしまった…雷門中に。いや、まぁOBだしいいんだろうけど絶対、彼怒るよね?…やっぱり帰ろうかな…ただ会いたいだけで来るなんて迷惑だろうし…しかもこんな時間に…
「あれ?名前さん?」
『飛鷹くん!?』
「何してんスか、こんな時間に…しかも1人で」
『えっと…』
「もしかして、鬼道さんスか?」
『…うん』
「鬼道さんならサッカー棟に居てるスよ」
『あ、ありがとう!!』
「んじゃ、失礼します」
ペコっと頭を下げて帰って行った。
『よし、行こう』
―――――――――
『失礼します』
「…名前?」
少し驚いた顔をする有人。手元を見れば美味しそうな丼が。
『わわ、ごめん!ご飯中に!!』
「いや、構わない。どうしたんだ?」
『…その、会いに…来ました』
「そうか。…そんな所に居てないでこっちに来たらどうだ?」
『うん』
私は言われた通り有人の前に行く
「そこじゃない、こっちだ」と言われ隣に立たされる
「…すまない、寂しい思いをさせて」
『え?べ、別にいいよ…?お仕事なの分かってるし!』
ちゅっ…と触れるだけのキスをする有人。
『ご、ご飯冷めちゃうよ!//』
「フッ…あぁ。分かってる。名前、仕事が終わるまで待っててもらえるか?」
『う、うん!もちろん!』
「ありがとう名前」
◆会えただけで
(幸せなんだ)