本当になんでだろうな
こんなに彼女を好きになったのは。
彼女が言っていた。好きになるのに理由なんていらない、と。確かにその通りかもしれない。
『飛鷹くん、試合頑張ってね』
「あぁ。ありがとう」
『試合に勝てたら何か1つ願いを叶えてあげよう!私に出来ることならね!』
「…!」
思わず、一瞬でも如何わしいことを思ってしまった俺。いやいやいや!さすがにダメだ!我慢しろ俺!
こんなことを考えるなんて、やっぱり俺は男だからであって決して変態とかではないので勘違いしないでほしい。
「か、考えておく」
『だから、絶対勝ってね?』
「ああ、勝つさ必ず」
キャプテン達となら、必ず勝つ。俺はそう信じてる。それに彼女が信じてくれている。それだけで勝てる気がするんだ。
『好きだよ、飛鷹くん』
「俺も好きだ」
照れながら手を繋いでくる彼女が愛しくて、強く手を握り返した。
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