【イナズマイレブン/シュウ】
『シュウ!』
大きな声で呼ばれたかと思えば聞き慣れた声で。振り向けばやっぱりいつもの子がいて。
「名前なに?」
『暇だから遊びに来たの!』
「僕今忙しいから」
冷たく足らってもしつこく言ってくる彼女。しかも僕の腕にしがみついている。まあ、いつものこと。彼女がこの島に来てしばらくたつ。どうやら初めて僕と会った時に僕に一目惚れをしたらしくそれからいつも暇さえあれば僕の元へ来るようになった。別に嫌いって訳じゃないけど名前といると調子が狂うんだ。
『えー、遊ぼうよ』
「えー、やだよ」
『シュウ、冷たい』
「いつもじゃん」
『むぅー』
「じゃあね」そういい名前から離れようとすれば、ぷぅーと頬を膨らまして一言、
『いいもん!白竜と遊ぶもん!』
と叫びだす。
「勝手にすれば」と、僕は言ったものの行ってほしくない僕がいて名前の腕を掴んでいた。
01.ほんと可愛くない
(そうやって拗ねるとことか本当に、)