『おいしい?』
とりあえず、私の部屋へ連れて行き、ご飯を食べる事にした。
だってどうしたらいいか分からなかったもん!
無言で食べる彼。美味しくないのかなー
「…」
はぁ…
小さくため息をすれば、少し方を震わす彼。
え、なに
『どうかした?』
「…いえ、なんでも」
『!』
喋った…?
「すみません…」
『え?』
「その…女の人に馴れてなくて」
ああ、なるほど。もしかしてそれで兄さんも私に世話を頼んだのかな?…いや、違うアイツは違う。きっと今頃飲みに行ってるに違いない。
「あの、ご飯ありがとうございます」
『どういたしまして』
案外、礼儀正しくていい子じゃないか。無愛想だけど、女の人が苦手なら納得だ。むしろ可愛く見えてくる。
『これからよろしくねジャーファルくん』
「…はい」
苦手だったようです
(可愛いなー)
(??)