名前さんと付き合ってから1週間が過ぎました。そう1週間。


「名前さん、おはようございます」


『お、おはよう//』


1週間前までは普通だったのが今ではこんなに顔を赤くする名前さん。


「顔、真っ赤ですよ?」


そう言えばさらに顔を赤くさせる。


『う、うるさいっ///』


「そういえば、名前さん」


『なに?』


「僕、まだ名前で呼んでもらってません」


『え?あ、えっと…//』


冒頭で話した通り、名前さんとは付き合って1週間が過ぎました。なのにまだ名前で呼んでもらってません。名字すら、あるかないか…。


「僕は名前で呼んでいるのに、名前さんは名字って可笑しくないですか?」


『そうだけど…』


「けど?」


『恥ずかしい…///』


「恥ずかしいことは何もありません。僕の名前知ってますよね?」


『うん//』


「じゃあ、言ってみましょうか」


『え、今?//』


「はい」


にこっと優しく微笑むと、モジモジしながら、ためらう彼女。


そんなに言うの恥ずかしいのでしょうか…?


『…テツヤ君』


ボソッと小さな声で呟かれた名前。


耳まで真っ赤にさせて言う君が可愛いくて、聞こえたけど聞こえないフリをしてみた。



「聞こえないです。」




◆照れてるその顔を見せてください
(君のその可愛い顔が見たくて)




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