『好きです、黒子君が!///』


頭を僕の胸に押し付けて言う彼女。そんな彼女が可愛いくて愛らしくて


「僕の目を見て言って下さい」


つい、意地悪したくなった。


『黒子君が…すき…////』


涙目で小さな声で言う名字さん。色んな意味でヤバいです。


彼女が顔を上げているため、自然と顔が近い。


…してもいいですかね


ゆっくり顔を近づけ、唇を重ねる。そして


「僕も名字さんが好きです」


と、言えば嬉しそうに笑顔になる彼女。


「ずっと好きでした」

『私も…』



実は、火神君に対して顔を真っ赤にさせていたのは、僕の事を相談してたから恥ずかしかっただけだそうで、僕に対して普通だったのは、内心ドキドキだけど、バレないように普通に接っしていたらしいです。


…可愛いすぎます


無事誤解も解け、今、一緒に帰っています。


ですが


「名字さん」

『へ?///』

「遠くないですか?」

『え、あ、いや、その////』


ボソッと『…恥ずかしくて////』と言っているのが聞こえました。


「僕と隣に歩くのは恥ずかしいですか?」

『違っ!//好きだから…恥ずかしいの///』

「じゃあ…」



◆もっとこっち来てください
(僕もあなたが好きなんです)
(だから傍にいてほしいんです)


「ね?」と笑顔で言えば小走りで近寄って来る彼女。


「これで離れませんね」


そして僕が手を握りながら言うと彼女は笑顔で


『は、離れるつもりはないよ!』

と言ってくれた。



…ああ、今物凄く幸せです。




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