「バニーちゃん、よくがんばったな!超気持ちよかった!
よしそんじゃご褒美だ、オジさんがんばっちゃうぞー」
言って、脚の間に蹲る、大好きなひと。
柔らかくなったそれを少し冷たい手が包む。ふにふにと根元から先端にかけてさすっただけで垂れる残った白濁を指で掬って、掌についたそれをなんの気なしにぺろりと舐める。
それから扱くように指で揉んで、出し切らなかった分を口で吸われる。ちう、と高い音を立てながら強く吸われると、残滓がとどまってどこか不完全燃焼な感覚のそこが綺麗にされていく。そして時折、陰嚢とそこに繋がる皮膚も撫でて、やわやわと揉まれる。事後のマッサージを超えて、硬くなりはじめそうな息子にいたたまれなくなる。
というか、どうしてそんな手慣れてビッチなのか問い詰めたい。が、知ったらショックでどうかなってしまうかもしれない。
「もう、いいです」
「へ、れもまらのほってう」
「やめろって言ってるんですよ!」
咥え込んだまま話されると、吐息と舌が敏感なところにかすめて腹筋にチカラがはいってしまう。
無理矢理体を離して、背を向けてシーツにくるまる。それでもゆるやかに芯を持ちはじめていた僕のペニスは、先輩の唇から抜け出す時、悲しいかな素直に物足りなげに揺れた。

「なににだかしんねえけど、怒んなよ」
上から見下ろされる気配。しっかりと目を瞑り、聞いていない姿勢をみせる。
「バニー、バーナビー、俺のバニーちゃん、こっちむいてくれよ、なあ」
「やです」
お掃除フェラはきらいだったのかなー?と呟くおじさんに久々に殺意がわく。

そんなことじゃない。
どうして貴方が、強くてしなやかな、親バカで涙もろくて喧嘩っ早い虎徹さんが男相手にそんなこと平気でやれるんだよ。なんで抱かれ慣れてるんだよ。
なあ。聞いたら答えてくれる?
そうして詰る俺に泣いて謝って、これからは俺一人だけだと誓ってくれる?
それとも、不思議そうな顔でそれのなにが悪いといってくる?
それとも、困ったように笑って、俺を捨てて別の男のところへいく?

ねえ、先輩、虎徹さん、僕の大好きなオジさん。
教えてください、どうして?
答えをきいたら最後、どんな答えでも僕は泣いてすがって、あなたに突っ込んだ男をかたはしから殺してまわって最後、ぐちゃぐちゃに貴方を抱いて死んでしまいそうな気がするけれど。





おしえて




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