フラン編
「へー、フェチですかー」
「そうっ、フランはどんなのがいいの？」
「んー、八重歯ですかねー」
「八重歯？」
「ほら、ニコッて笑った時に八重歯見えたりすると萌えません？」
「…フランは萌えるの？」
「はいー、なんかもう可愛いですよねー」
「…ベルってさ、八重歯あr「何でも堕王子に結びつけないで下さーい」
「…(最後まで言わせろよ)」
「何か言いましたー？」
「何でもない」
「八重歯って萌え要素のひとつなんですよー」
「フランの？」
「萌えっていう用語が定義される前からﾁｬｰﾑﾎﾟｲﾝﾄのひとつとして一般的にとらえられてたらしいですー」
「へぇ」
「まぁｷﾘｽﾄ教圏では宗教的ﾀﾌﾞｰとして忌み嫌われてるんですけどねー」
「よくそんな知ってるね」
「好きですからー」
「八重歯マニアがっ」
「うっさいですよ、アンタこそつけ八重歯とかしたら少しは可愛くなるんじゃないですかー？」
「つけ八重歯？」
「まぁ簡単に言うとつけまつげの八重歯バージョンですよー」
「…みんなどんだけ八重歯欲しいのっ」
「んなのミーに聞かないでくださいよー」
「…八重歯か」
「…買ってあげましょうかー？つけ八重歯」
「なっ、いらないし！」
笑った時の八重歯にキュンキュンっ
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