フラン
「ちょっ、先輩何してんですかー」
「え？何って出かけて来ただけ…」
「そうじゃなくてー」
「あっ、もしかしてケーキ買って来たから？」
「んなんじゃないですよー」
「じゃあ何なのさっ」
「ミーはその服装の事言ってるんですよー」
「服？私服だけど…」
「ロングパンツってどうなんですか」
「いいじゃんっ！足長効果あるもん！」
「短い足はどう頑張っても短いままですからー」
「なっ、…失礼な蛙！」
「好きで被ってんじゃねぇっての」
「大体女の子だってロングパンツ履くよ！エロカッコイイじゃん！」
「どこが」
「なっ…、後輩の癖に生意気！」
「先輩の癖に反応がお子ちゃまですー」
「寒かったんだよ！だからロングパンツ履いたのっ、悪いか！」
「悪いですよー」
「何が悪いんだっ」
「寒さ位で絶対領域を封印するなんて有り得ないですー」
「……はい？」
「はいー？」
「絶対領域？」
「絶対領域ー」
「…」
「先輩脚綺麗なんですから寒いからって隠しちゃダメですよー」
「…」
「寒かったらミーがギュってしてあげますからー」
「…あった、とは」
「先輩ー？」
「フランにそんな趣味があったとはぁぁぁー！」
「別に変な趣味じゃねぇよ」
「フランがぁぁ！!」
「…先輩ー？」
「っ…な、に？」
「ミーが絶対領域で萌え萌えするのは先輩の脚だけですよー？」
「へっ、えぁっ…はいっ」
「うわー、先輩顔真っ赤ですー」
「うっ、うるさい!黙れ馬鹿っ！」
蛙は絶対領域がお好き
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