「マーモンは…やっぱり居なくなるの?」
「どうだろう…ただね、僕も最近怖いんだよ」
「え?」
「いつこんなイチカとの穏やかな生活が出来なくなるのかなって…考えるとね」


ちょっとだけマーモンの体が震えてる…


ギュッと抱きしめてあげたら頬を緩めるマーモン


「まぁ僕は呪われたアルコバレーノだから、何度でも同じ人生を繰り返すんだけどね」


悲しそうな苦笑い
マーモンのそれ、あまり好きじゃいな私


「でもそれもいいよね」
「なんで?」
「またイチカに逢えるかもしれないしね」


ニコッて笑ったマーモン、凄い可愛い


「もし居なくなってもさ、また…一緒になれるよね?」
「イチカが頑張って生きてくれればね」
「頑張る、頑張るから…」
「じゃあ僕が見つけてあげる」
「うん」


いつの間にか怖さも薄れていて私も自然に笑えた

そんな私に安心したように笑いながら



「格安でSランク2つ分だけでいいよ」




END

......

(…お金とるの?)

(当たり前じゃないか)

(うわー、可愛くないっ)



君の事だったらお金払わなくても見つけてあげてもいいけどね







Back



人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -