「冷てぇ」
「最悪っ」


スクアーロとの任務の時は必ずと言っていい程雨が降る

今だってほら、さっきまでの快晴はどこえやら
空は真っ黒雨ザーザー

さすが雨の守護者とも言えるけど


「これじゃ帰れねぇなぁ」
「通り雨じゃないの?」
「この降り方はちげぇだろぉ、近くのホテル借りるかぁ」


雨雲ですっかり暗くなってる空を見上げて呟いたと思ったらさっさと歩き出すスクアーロ

なれたような感じするけど…やっぱりこういう事、よくあるのか?





......


「タオル持ってきたぞぉ」
「あっ、ありがと」


到着したのは少し高そうなホテル
フロントのお姉さんがスクアーロを見て『いつもありがとうございます』って言ってた

もしかしなくても常連なのか


「あ゙?どうしたぁ?」
「えっ…あー、何でもない」


タオルで拭きながら問いかけてくるスクアーロ

首を左右に振って答えると不思議そうな顔してた

とりあえず私も拭こっ

渡されたタオルに手を伸ばしたらふと目に入った銀の髪

いつもはサラサラしたその髪はスクアーロの頬とか首筋にへばり付いていた

雨に濡れたせいか髪がキラキラしてる


綺麗っ







Back



「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -