今更ですが自己紹介



「で、コイツは誰だぁ?」
「王子の可愛い妹を指差すなカス鮫」

「んだとぉ゙!」
「あ?何、やんの?」


アルを指差したカス鮫にガンを飛ばしていたらその隙にオカマがアルに近づいた

なっ、近づくなよ!
アルに頭可笑しいのが移ったらどうすんだっての!!


「お名前聞いても良いかしら?」


アルの目の前に座って視線を合わせて笑いながら問いかけるオカマ
アルは一度ビクンと震えた

そりゃそうだよなオカマと変態はアルにとって顔面凶器だろ


「アル、アエリアル」
「あら素敵なお名前ねっ」
「オカマさんは?」

「あたしはヴァリアーの肝っ玉母さん事、ルッスーリアよ。ルッス姐さんって呼んでちょうだいね」

「ルッス…姐」

「端からスクアーロ、マーモン、レヴィ」

「よろしく、お願いします」


半分身を引きながらもしっかり挨拶するアル
流石王子の妹


「で、アルちゃんは何でヴァリアーに来たのかしら?」

「兄様が居るって聞いて…一緒に、居たいから」

「っ、マジ可愛いすぎ」


アルのその言葉を聞いた瞬間愛しさが込み上げきてアルをギュッと抱きしめていた
スッポリ収まるアルの体

あー、マジ可愛い
ホント天使みてぇ


「兄様っ、アル、ここに居ていい?」

「いいぜ」
「ゔぉぉい!勝手に決めんなぁ!!」

「でもまぁボスに挨拶しに行かねぇとな」

「ボス?」
「そっ、ここの王様」
「王様…」

「んな脅えた顔しなくても大丈夫だっての」


少し顔が強張るアル

ただボス、アルの事気に入りそうな気がすっからな…
変な事されねぇようについて行ってやるか


「王子が一緒に行ってやる」
「うん!」


無邪気に笑ってみせるアルが可愛くてまた強く抱きしめた


傍で呆れ顔で見てる幹部達は気にしない

だって俺王子だもん



......

(これからは一緒だね!)

(ししっ、だな)



一緒…ずっとずっと一緒だったらいいな



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