自室まで戻れば真っ先にクシとハサミを用意
ドレッサーの前の可愛らしい椅子に腰掛けてクシで前髪をとかす

うわっ…クシで整えたら余計長くなった
髪が余計目に入ってチクチクするっ

さっさと終わらせよう思って前髪を手で取ってハサミで切ろうとした時…


「イチカっ」
「っ」



ジャキ



………なっ、なくなったぁ!!


「なっ…べ、あっ」
「ん?お前何言ってんの?」


突然抱きついてきたベルに驚いて前髪をバッサリ切ってしまった

こう…完璧眉上のパッツン的な感じで


「ベルの馬鹿っ!気配消して来ないで!!」
「あ?んだよそれ、ってか前髪短くね?」
「ベルのせいだよ!」


意味分かんねと不満をタレるベルなんてお構いなし

だってベルが悪いんじゃん!






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