序章 [ 1/30 ]
注意書き*
この連載を読んで頂く前に少しだけ注意書きをしておきます。
この連載は氷帝レギュラーメインで物語を進めて行く予定です。
そして、宍戸連載です
キャラクター達は人間ではありません。
詳しくは連載を読んで頂ければ分かると思います。
「名前〜?起きなさぁい」
間の抜けたようないつものお母さんの声がリビングからかけられた
「…もう起きてるよ!」
今起きたけどなにか悔しいし、そう答えて時計を見る
「今日サッカー部の試合見に行くんでしょ?」
パジャマを脱ぎ制服の袖に手を通す
サッカー部って…
お母さん、ほんと抜けてるんだよね
でもそこが可愛いんだけど
「サッカー部じゃない!テニス部っ!」
そういって私は自室を出た。
日曜日朝7時。日曜日にしては早い時間に私は目を覚ました。
いつもの日曜日なら友達と出かけない限りはお昼までまったり過ごすのが普通だけど今日は学校でテニス部の練習試合が行われるのでそれを友達と応援することになっている
帰宅部所属の私は他の部活動をみることも無いからテニス部のことはあんまり知らない
あくまで"他の女子に比べたら"だけど
彼女達はレギュラーなら誕生日も血液型も把握しているらしい
そして友達の友達もその一例だ
(名前、もっと知りたい!近づきたい!って思わないわけ!?)と何回か言われたことがある
しかしあまり異性とのかかわりを持たない名前にはさっぱりだった
それでも、誰もがついつい見入ってしまうのがテニス部の力だ
友達の友達に誘われたのも理由の一つだが、テニス部のいわゆるイケメン達が試合をしている姿は見に行く価値がある
時計を睨みながら急いで朝御飯を口に運ぶ
「そんなに急が無くても試合、8時半なんでしょ?まだ1時間半もあるじゃない」
「テニス部は人気だから、場所取りとかしないといけないの」
どうせなら良い席からみたいし「いってきまぁす」
平日のように玄関を出た。
―――――あぁ
今思えば
あの日からなにもかも変わったんだと思う
私の運命を変えたのは間違いなく貴方との出会いだったけど
あなたに感謝しているの。
元の戻れなくなってしまったのに‥‥‥
私は歩む道を間違ったとは思っていない。
修正11/3/30