第１話

君と出会ったのはいつだったかな








とても寒くて、庭の池に薄氷が張り出していたっけ

吐く息が真っ白で、離れにある蔵のそばに咲く木蓮を眺めていたら、君が現れたんだ



すっと




その木蓮のように




真っ直ぐに




ぴんと立ってそれを見上げていた少女









それが、水菜だった





- 6 -


[＊前] | [次＃]
ページ:






「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -