今はそんな髪もいけそうだね。(鳩胸)
引っ越し好きの両親(親父はハゲ)が、また俺をつれて引っ越しの計画を始めた。
てか
「明日は引っ越しだぞ┏(<:)ニカッ」
って
┏(<:)ニカッ
じゃねえよ。
┏(<:)ニカッ
じゃ。
いつものことだし、友達なんてその場で作ることになんの抵抗もないし、だいたいこーこーせーが「あいつ転入生だぜ。やっちまおうぜ」みたいな小学生のノリになるわけなし。
でっかいクラス替えをしたって軽い感覚で、俺は年に数回の引っ越しを経験する。
近くに引っ越しゃ「通うから」って出来んのに、親父(ハゲ)は県を跨いだりするから学校も変えざるを得ない。
まあ手続き云々なんかは親が勝手にやってるし、俺は適当に親の趣味に付き合えばいいだけだ。
次の高校はえらいマンモス校で専門科がいくつかに別れているらしい。
普通科から体育科、芸能科、もっと細かく理数、文系、陸上、水泳、球技、俳優、モデル、もっともっと細かく別れていて、俺は
「世界歴史科」
他には日本史科もあるらしい。
とにかく細かい分類に別れていて、その高校方針はスペシャリストを育成することらしい。
道を極めろってか。
ハゲ(親父)に渡された高校のパンフレットを見てとりあえず驚く。
「アフロ!」
某鶴○師匠を彷彿とさせる顔の体積に合わないでっかい頭。
教員紹介の写真枠に収まりきれてねーし!
しかも斜め後ろ向いちゃってて顔見えねーし!
カメラマン修正しろよ!
んだこれ!?
教員紹介されてねーよこれ!
とりあえずパンフレットを閉じて深呼吸。
ま、超弩級のマンモス校だからそんな奴が一人二人いたっておかしくはないわな。
と言い聞かせ、あっつい茶を飲んだ。
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