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そこの可愛いお嬢さん、ワルツを踊りましょう。
―−きっと楽しいお茶会の始まり。
3拍子が弾けてランプの火が微笑んだ。

カップとソーサーが甘く重なって、甘いアプリコットが溢れ出す。
傍で見ていた、フォークとナイフが羨ましげな目をしてお互いを見る。
銀色の皿に座る、シフォンケーキとベリータルトが顔を見合わせ、笑い合う。
一口サイズのクッキー達は、好き勝手に暴れてる。
こちらは角砂糖達がポットと追いかけっこし始めた。
角砂糖達はすばしっこくカラカラと走り回り、足の遅いポットはキャラメルミルクティーを零しながらよたよた追い掛けてる。


ワルツの第3楽章が始まりかけた時、ガツンと鈍い音がなった。


テーブルの一番奥に腰掛けていた、影がゆらっと動く。

「おい、テメェらうるせぇ。」



明るいアルトボイスが、部屋に鳴り響いた。

少しサイズの合ってないえんび服。
ネクタイは緩く首から下がっている。
年代物のバッチやら指輪やらを付けて、濃い緑のシルクハットを深く被っている。
シルクハットでよく解らないが、亜麻色の髪をした少年はこのお茶会を仕切る”帽子屋”である。



がしゃんと、テーブルに足をかけた。
慌てて、皆席に戻る。

「ちったぁ、落ち着け。」
煎れたての角砂糖3つ入れたミルクティーがまずくなるだろうが、と彼は甘党である。

「浮かれたがる気持ちは解るが、そこは紳士に振る舞おうじゃないか?」

頭の大きさに合わない帽子を被り直した。


「さぁ、今日の主役の登場だ。」


奥のカーテンがゆっくりと上がり、アンティークなドアが開く。



「ようこそ、−イカレタお茶会へ。お姫様。」






8日目




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