フルーツメール
春に消えた足跡
1 雪が降ると君はいつも
2 寒がりなくせにいつも君は手袋を忘れる
3 抱き締めあって熱を分けあったあの日
4 君が泣いたわけが分からなかった自分を呪う
5 今年も雪が降ったのにはしゃぐ君の声が聞こえない
(雪の上に刻んだ足跡二人分、春が来れば消えてしまうことを僕は知らなかった)
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