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tuiki...

2020.10.22
サカイさん〜〜〜!!!!大変おまたせいたしました、前回前々回とお気遣いのお言葉を添えていただきありがとうございます……。掲載も大変おまたせいたしました。サカイさんのお話を人類最速で読めるばかりか修正前後を読めるとは贅沢すぎました。そして早速以下から感想をば失礼いたします……。

前作を頂いたときは、川の流れのように流麗と進むお話でしたが、完成作品は場面場面を見せてくださる手法で、ひとつの作品というよりもいくつかの話を読むような気持ちになれました。これは連作ですか…?というくらい濃密でいて、夢主さんの機微が描かれていてぐっと引き込まれました。彼女にとって煉獄杏寿郎は眩しい存在だったのでしょうか。
夢主さんが他の隊士に陰口を叩かれているとき、笑顔で追い払ったくせに困ったような表情をする煉獄さんが容易に想像できて、悪しきは罰せという煉獄さんであっても根底にある優しさが垣間見えるようで胸がきゅっとします……。
夢主さんの家族を失ったが故の衝動に突き動かされる余裕のなさ、目的を果たすために利己的に考えるのに非情になりきれない中途半端さが人間くさく、誰もが一度は経験したような自らへの落胆が描かれているさまは共感をしてしまい、彼女も感じている煉獄杏寿郎との差、彼の人間としてのうつくしさが対比されていて離別が切ないです。ふたりは幸せになれないのだろうかともぞもぞします。なれるんでしょうか………?なれますよね……。
夢主さんが自らを継子に乞うシーン、その発想はどこから出ていらしたのかと、黒刀のうちを燃やす赤、彼女を知らず鼓舞していた煉獄さんの炎の揶揄、天才すぎます。
このお二人に幸せになってほしいあまりにドキドキしていたのですが、巡り会えた二人がなんの障害もなくなって、やっと互いに本当の気持ちを吐露して抱きしめ合う終わり方も、完成されていてさすが練りに練られたお話、最高です。本当にありがとうございます。そして読み切りを経て、書き足す(書き直す?)というそのサカイさんの気概、大好きです。


掲出大変お待たせ致しました!この度は当企画へのご参加、本当にありがとうございました。機会がありましたらまたのご参加をお待ちしております。
サカイ様のこれからの執筆活動がより素晴らしいものとなりますよう、お祈り申し上げます。

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