山本×みたらし団子









『ねぇ山本、これ買ってきたんだけど…』

「お、みたらし団子じゃねーか」

『うん。山本これ好き?』

「あぁ、好きだぜ」

『ふふっ、じゃあ一緒に食べよっ』





「……みたらし団子ってさ、」

『ん、』

「よく3つ入りのが売ってあるよな」

『あー、うん。よくあるよね』

「あれってさ、兄弟が2人いるところはどうするんだろうな?」

『残りを半分したら?』

「それでもひとつ残るぜ」

『あー………じゃあ残りの1本をお母さんが食べる』

「なるほど、それだとみんな幸せなのな」

『まぁ、みたらし団子食べてれば私は幸せなんだけどね』

「ははっ、そんな顔してるのな」

『ちょ、それどういうことよ』

「別に、深い意味はないぜ?」

『むー……なんか腑に落ちない』

「幸せそうに食べてるってことだぜ」

『んー、そうかなぁ?』









「まぁ俺は、そんなとこも好きなのな」













(ごほっ、)
(おい、大丈夫か?)
(つまったっ……(この天然タラシめ!!!!))

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