∴後書き

「両手をすり抜けた神さま」を読んでいただいてありがとうございました。
このお話はまず最初から最後まで大体の話の流れを考えてから書いたものなので終わり方も始めからこうしようという風に決めておりました。トリップとは夢小説の中では存外よく目にする言葉だと思います。でも少し真剣に考えてみると、行くのが突然なのだとしたらきっと帰るのも本当に突然なんだろうな、と思って少し怖くなりました。まだ此処にいたいのにいつ帰ることになるのか分からないというトリップ特有の不安定さを出せたらな…と思って書いていたので少しでもそれを感じていただけたなら嬉しいです。随分あっけない終わり方にしてしまいましたが一応このお話はここで終わりです。

拙い文章ではありますがここまで読んでいただいて本当にありがとうございました。まだまだ未熟な部分は多いですがこれから成長していけたらと思います。それでも少しでも皆さまに楽しんでいただけたら幸いです。

ありがとうございました。

...2010/2/23
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