ss | ナノ


▼ それぞれの○○○

*律と亮一の場合

「律君、今日は何の日か知っているか」
「今日…?うーん、8月2日…ですよね」
「あぁ」
「語呂合わせとかですか?」
「そうだな」
「ハニー…はちみつの日、とか」
「何だそれ可愛い。はちみつプレイがご所望ということか」
「ちがいます!」
「俺は律君が望むならどんなプレイも」
「だから違いますって!」
「そうか」
「そんなこと絶対望みませんから安心してください」
「いつか望ませてみせる」
「どうしてちょっと燃えてるんですか…で、はちみつは正解なんですか?」
「残念ながら不正解だ。俺の欲しい答えじゃない」
「亮一さんの欲しい答えを言うためのクイズじゃないでしょこれ」
「罰として、これを身に着けること」
「…」
「ん?気に入らないか?俺の好みで選んだんだが…別の色もあるぞ」
「…なんです、これ」
「なにって…パンツだけど」
「そんなことは分かってます!何故女性用なのかと聞いてるんです!」
「今日はパンツの日だからな」
「駄目だ話が通じないこの人」

どうしても女装させたい亮一。絶対にしたくない律。


*ひかると聡太郎の場合

「聡太郎!聡太郎!」
「朝から騒がしい」
「パンツ見せて」
「…気持ち悪い」
「ひどい!!」
「お前が変なこと言うからだろ」
「だって今日は8月2日だよ!パンツの日だよ!」
「知るか…あっ、ちょっと、ばか、離せ!」
「ちょっと見るだけだから!お願い!ね?ね?」
「駄目に決まってるだろ!」
「聡太郎のパンツはぁはぁ」
「やめろふざけんな!あッ、変なとこ触…っ」
「かわいいよ聡太郎、かわいい。大好き。だからパンツ見せて」
「意味わかんな…」
「代わりにちくびちゅうちゅうしてあげるから」
「ひ、あ、うそ、ひかる、やめ…」
「あ、今ちょっと期待したでしょ?もうそーちゃんってば本当におっぱいすきなんだからぁ」
「すきじゃないっ」
「嘘吐き…ね、そうたろー、えっちしよ?」
「い、いやだぁぁぁっ!」

このあと結局エッチする二人。パンツのことは最後は忘れてる。


*日富美と瑞貴の場合

「ぶはっ、なぁひふみテレビ見ろよ」
「なに…パンツの日?」
「人に贈ったりするんだって、パンツを」
「ふーん」
「パンツなんか誰にあげりゃいいんだよって感じだよな。プレゼントとしては恥ずかしくねえ?」
「恋人とかにあげるんじゃない」
「でもパンツあげるんなら違うものあげた方が…恋人だぞ?」
「自分好みの下着をあげて、それを脱がす過程が楽しいんだろ」
「脱が…っなに言ってんだ!」
「ちなみに俺は瑞貴が持ってる中だと、あのグレーのボクサーパンツが好き」
「そんな情報いらん!」
「何で好きかって言うと、先走りが染みてると色が変わってすぐに分か」
「うるっせぇぇぇぇ!」
「お前の方がうるさい」
「なんですぐ変なこと言うんだよぉ、馬鹿!変態!」
「話を振ってきたのはそっちだろ」
「俺はただ面白いなって思って…お前の好みとか聞いてねぇ!」
「へーあっそ」
「…ま、まぁひふみが好きっていうなら、泊まりに来るときはいつもそのパンツ履いてやってもいいけど…?」
「…」
「何だよその目は!!」
「…別にぃ(あーすげぇムラムラする)」

くだらない会話から下の話に持っていくひふみ。勿論わざと。




2014/08/02
ものすごく雑なパンツネタでした。お付き合いいただきありがとうございます。


[ topmokuji ]



「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -