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11th May 2020

小ネタ

八「あ、ついたついた。ほら鳴瀬見て」
鳴「ん」
八「やっほー。見えてる?久しぶり」
聡「久しぶり」
ひ「久しぶりー」
八「そっち何飲んでんの?」
聡「チューハイ」
ひ「俺も」
八「あはっ、かわいいね二人とも」
ひ「そういう八名川は何飲んでんの」
八「俺はねー、カルーアミルクかな?」
鳴「違う。焼酎の水割り」
八「なんで言うの!」
鳴「お前こそなんで今更見栄はるんだ」
八「たまには可愛くいようかなと思って」
ひ「そんなことしなくても八名川は可愛いよ」
聡「えっ」
八「えっ」
鳴「……」
ひ「っていう鳴瀬の心の声が俺には聞こえる」
聡「アホなこと言うなよお前は」
八「もーなんだビビった……口説かれてるのかと思った」
鳴「俺も」
ひ「いや俺が口説くわけないじゃん。最愛のハニーがここにいるのに」
聡「やめろ!鬱陶しい!」
八「はは、村上は相も変わらず可愛いねぇ。それどこ乗ってんの?守山の膝の上?」
聡「上には乗ってない」
鳴「(脚の間に収まってる時点でそれほど変わらないと思うが)」
ひ「でも鳴瀬ちょっと焦ってたよね」
八「えっ、ほんと?」
鳴「びっくりはした」
ひ「嫌そうな顔してた」
八「えぇ?うそ?」
鳴「……」
八「否定しない……!!嬉しい」ぎゅう
鳴「やめろ」
八「大丈夫。可愛い俺は鳴瀬のためだけにあるから」
鳴「自分で可愛いって言うなよ」
八「可愛くないの?」
鳴「……」
八「そこで否定できないのが鳴瀬の可愛いところだよねぇ」
鳴「もうお前は喋るな」
八「むぐ」

鳴「さっきから村上が食べてるの、それなんだ?」
聡「これ?あぁ、画質そんなよくないから見えないか。こうかな」
八「アボカド?」
聡「そう。ひかるがつくった」
ひ「アボカドとチーズと醤油と海苔和えただけだけどね。超手抜き」
聡「他にもいろいろつくってくれてるけど……こいついっつもこういう小洒落たのばっかつくる」
八「あぁ……わかる。イメージ通り。なんかお洒落ダイニングとかカフェごはんとかにありそうなメニューばっかつくってそう」
ひ「それ褒めてんの?」
鳴「美味しいんならいいだろ」
ひ「そりゃ愛情だけはたっぷり込めてますからね」
八「モテそうなことばっかしやがって……って感じかな?村上は」
聡「……」
ひ「えっ、そうなのそうちゃん!?ヤキモチ!?かわいいね」
聡「八名川たちは何食べてる?」
ひ「無視!」
八「俺たちはねー、今日張り切ったよ。って言ってもまだ準備だけしてつくってないけど」
鳴「そろそろつくるか」
八「うん。そうしよっか。よ……っと、見えるかな」
聡「たこ焼き!」
ひ「タコパだ!」
八「そうそう。たこ焼き器買ったのはいいけど、使ってなかったからお蔵出しした」
ひ「いいなー楽しそう。俺もしたい」
八「今度おいで。4人でタコパしよ。絶対楽しいよ。ね、鳴瀬」
鳴「ああ。練習しとく」
八「てことで早速つくっていきまーす」

ひ「俺ほんと今ほど同棲してて良かったって思うことない」
八「それは俺も思う。高校のときだったら、学校もないし迂闊に外出もできないし
、鳴瀬不足で死んじゃってたよ」
鳴「それは大袈裟だ」
八「鳴瀬だって俺に会えなくて寂しかったと思うよ?」
鳴「死ぬほどではないだろ」
八「ですって!!ほらぁ!!聞いた二人とも!?」
聡「何を」もぐもぐ
八「死ぬほどではないけどっていうのは、多少は寂しいってことでしょ。これはデレだね!」
鳴「おい、もう飲むなうるさいから」
八「じゃあたこ焼きちょーだい」
鳴「ん」
八「熱い。ふーってして」
鳴「はぁ……」
聡「酔っ払いの世話は大変だな」
鳴「そっちあんまり酔ってないな」
ひ「そりゃあセーブしてますから」
八「駄目でしょそれ。もっと飲みなよ」
ひ「エロいことしたくなるから駄目」
聡「ごふ……っ」
ひ「聡太郎!?大丈夫!?」さすさす
聡「おま……っ、急に、ふざけるな……」
八「えー?お酒入ったらエロいことすんの?」
ひ「そりゃね。俺の本能は聡太郎を愛でる気持ちだから、お酒で暴かれるとしたらそういう部分ですよ」
八「詰めが甘いね!そうならないように事前にセックスしとかないと。俺と鳴瀬は今日抜か三したから平気だけどね」
鳴「ごほ……っ」
聡「(糠さん?)」
八「鳴瀬、どうどう」さすさす
鳴「頼むから唐突にそういうことを口にするな……」
聡「……ひかる、ぬかさんって何?」ひそっ
鳴「村上も聞くな」
ひ「抜かずの三発、の略だよそーちゃん」
聡「!!!」
八「いやー、明るいうちからするの燃えた燃えた!」
ひ「まぁ家にこもってずっと二人きりでいたら、する頻度増すよね」
聡「お前も!話題に乗るな!」
ひ「一日べったり怒んないし、むしろ自分からくっついてくる聡太郎の話は何回でもするよ、俺」
聡「しなくていい!」
八「だよねだよね。距離感バグるっていうかさ、外でもくっつきたくなったらどうしようって」
鳴「構わずくっついてくるだろお前は」
八「一応外では多少なりとも自制してるよ」
鳴「……」
八「なんで黙るのさ」
鳴「……まぁ、よく考えるとそうかなと」
ひ「やらしー!二人きりだと普段以上にいちゃついてるんだ」
八「当たり前でしょ。二人しかいなかったらそりゃタガもはずれるよ。そっちだってそうなんじゃないの」
ひ「主に聡太郎のね。俺はいつも気にしてないもん」
聡「違う。ひかるの方が俺にベタベタしてくる」
八「それいつもじゃん」
聡「いつにも増して」
ひ「でもやめろとは言うけどいやって言わないもんねそーちゃんは」ちゅっ
聡「んむっ!?バカ!やめろ!」ぐい
ひ「いてててて、首折れる折れる」
八「ちょっとぉ、目の前でいちゃつかないでよ」
ひ「いやもう無理。愛しさが爆発しそう」
八「何?やっぱ酔ってんの?」
ひ「ちょっとだけね」
聡「あ……っお前、いつの間にこんな空けて……俺の飲むやつもうなくなってる!絶対ちょっとって量じゃないだろ!」
ひ「怒った顔も可愛い。大好き」へらっ
聡「いい加減にしないと怒るから」
ひ「俺聡太郎に怒られるの好き」
聡「はぁ……」
八「俺は別に良いよ?」
聡「何が良いんだ」
八「そのまま始めても」
聡「始めない。それよりいいのか。鳴瀬寝てるぞ」
八「えっ」ばっ
鳴「……zzz」
八「いつの間に……喋んなくなったなとは思ってたけど」
聡「もうお開きにする?」
八「んー」
聡「……何やってんだお前は」
八「何って、べろちゅー」
聡「見せるな!」
八「そっちだって見せてきたじゃん!」
聡「見せたわけじゃない!」
八「んん」ちゅっ
鳴「……う……」
聡「おいバカ……っ!」
八「はぁ……っあは……、見て、寝ててもちゃんと舌入れたら応えてくれるの、躾が行き届いてるって感じで最高じゃ……」

ぶつっ

八「あっ、切れた」
鳴「zzz」
八「ね、鳴瀬。起きて。切られちゃったよ」
鳴「zzz」すうすう
八「……」むらっ
鳴「……」
八「……」ちゅっ
鳴「……ん……なんだ……」
八「……したくなってきた。だめ?」
鳴「散々しただろ……」
八「したけど、もう足りなくなった」
鳴「しない」
八「鳴瀬は寝てていいよ。勝手にする」
鳴「お前も寝ろ」ぐい
八「うぐ」
鳴「……」うとうと
八「えぇ?本当に寝るの?」
鳴「寝る」ぎゅう
八「ち、力強……っ」
鳴「一緒に寝てやるから」
八「いや、だから俺は寝るんじゃなくてエッチしたいの!」
鳴「駄目だ。今日はもうしない」
八「なんでよ」
鳴「お前の身体に負担がかかる」
八「え……っ、お、俺のこと気遣ってんの?そんなのいいのに……」
鳴「良くない」
八「……じゃあちんこ舐めさせてくれたら我慢する」
鳴「zzz」
八「ちょっとぉ!聞いてよぉ!」


聡「……はぁ……っ、あいつ最悪だ……連絡来てもしばらく無視してやる……」
ひ「んん……聡太郎……?もう終わったの?お開き?」
聡「……」ばしっ
ひ「いたっ!!なに!?」
聡「寝ろ!!」
ひ「ごめん、俺なんかした?」
聡「お前のせいでべ……べろちゅー見せられた!」
ひ「よくわかんないけどすいませんでした」
聡「全くこの酔っ払いどもめ……」
ひ「……聡太郎」
聡「なに」
ひ「べろちゅーってもう一回噛まずに言って」
聡「うるさい!」
ひ「俺もそうちゃんとべろちゅーしたいなぁ」くい
聡「……」
ひ「……」
聡「……」ちゅ
ひ「!?」
聡「……ん、ふ」ちゅるちゅる
ひ「(え、え、え、何、エロ、舌が……っ)」
聡「ぷは……っ」
ひ「そ……聡太郎、酔ってるでしょ!?」
聡「酔ってない。全く酔ってない」

酔ってる。


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