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▽蛇兎病兎
ツイッターで繰り広げた140文字SS大会の残骸
ウロバニ×ヤンバニ
「どうしても手に入れたいんですか?」
「どうしても手に入れたいんです」
僕の答えに、僕と同じ顔を歪めて彼は笑んだ。
「いい物を差し上げます。これを使えば彼は永遠に貴方のものだ」
そっと手のひらに押し付けれたのは鈍く光る拳銃。
ずっしりと馴染む重みに笑みが零れるのが分かった。 2011/10/11 20:06
▽黒兎兎
ツイッターで繰り広げた140文字SS大会の残骸
黒兎(20〜23話のマベられた兎)×兎
「残念。思い出したんですね」
僕と同じ顔、同じ声、同じ仕草で“彼”は嗤う。
「思い出さない方が幸せな事もあるのに…ねぇ、バーナビー?」
辛い事なんか、相棒のことなんか、全部忘れてしまえばいいのに。
囁く“彼”の表情は言葉に反して苦しげで。
「僕はもう、貴方に傷ついてほしくない…」2011/10/11 20:05
▽海老兎
ツイッターで繰り広げた140文字SS大会の残骸
海老兎
「泣いているのか?」
人工皮膚に包まれた冷たい指先が頬の雫を拭う。
泣いてなどいないと誤魔化したところで彼の前では無意味なのだろう。
「泣くな、バーナビー」
低い声とともに抱きしめられる。
それがプログラム故の行動だとは分かっていても、今は彼の存在がたまらなく嬉しかった。2011/10/11 20:04
▽リンリン
ツイッターで繰り広げた140文字SS大会の残骸
初めてのリンリン
「ねえ、結婚って人を幸せにする一番の方法なんだって!」
きっとタイガーさん辺りから聞いたのだろう。
笑顔で近寄ってきたキッドさんは何故か僕の手を握って。
「結婚しよう、折紙!絶対僕が幸せにしてみせるから!」
何かが違うと思いつつもその時感じた胸のときめきを、僕は否定できない。2011/10/11 20:03
▽虎兎
ツイッターで繰り広げた140文字SS大会の残骸
虎兎です
ドアを閉めた瞬間、待ち構えていたかの様に唇を奪われた。
いつもならこちらが照れてどうしようもなくなるくらいに睦言を囁いてからそういった行為に持ちこむというのに。
珍しく余裕の無い行動に、唇の端が持ち上がる。
言葉を交わすほんの僅かな時間さえ惜しいのは、僕だって同じなのだから。2011/10/11 20:02
▽牛炎
ツイッターで繰り広げた140文字SS大会の残骸
まさかの牛炎
料理ができてエステをかかさず、ファッションにもこだわっている彼女の女子力は多分ヒーローの中で一番高い。
優しい中にも時折見せる厳しさはまさに母親と言うべきだろうか。
「…何よ、そんなに見つめて。もしかして私に惚れた?」
「んな訳あるか」
一瞬跳ねた鼓動には気付かないふりをした。
2011/09/14 01:58
▽エレレオ
ツイッターで繰り広げた140文字SS大会の残骸
久しぶりのエレレオ
「エレフ?」
頭上から戸惑ったような声が降ってくるが、構わずにぐっと額を兄の胸に押し付けた。
震える肩と嗚咽からエレフが泣いていることに気付いたのだろう。
暖かな手のひらがそっと頭に触れ、エレフの髪を優しく撫でた。
「甘えん坊だな、エレフは」
慈しむような声音にまた涙が零れた。
2011/09/14 01:57
▽炎牛
ツイッターで繰り広げた140文字SS大会の残骸
まさかの炎牛
「本当にいいお尻」
言いながら、アントニオの尻をまさぐるネイサンの手は止まらない。
いい加減こうやって嫌がらせで尻を触るのはやめてほしい。
アントニオを見ればそう思っているのは明らかで。
嫌がらせじゃなくて本気だって言ったら、彼はどんな反応をするだろうか。
ふと、そんな事を思った。
2011/09/14 01:56
▽虎兎軍パロ
ツイッターで繰り広げた140文字SS大会の残骸
これもリメイクしたい
「もう帰んの?」
「ええ」
敵地に長居は無用ですから。
自分達の国とはデザインの異なる軍服に袖を通しながらバーナビーは静かに囁く。
そうか。
彼にとってはここは敵地なのか。
まったく、敵軍の将軍とどうしてこんなことになってるんだか。
今更思い出した事実に、虎徹はふっと苦笑した。
2011/09/14 01:55
▽ウロ虎ウロ兎
ツイッターで繰り広げた140文字SS大会の残骸
これはちゃんとリメイクしたい
暗い路上に満ちるのは、濃厚な血の香り。
もろに返り血を被ったせいだろう。
バーナビーの機嫌はすこぶる悪い。
「バニー」
そっと血にまみれた手に口付ける。
刻まれた赤い蛇に舌を這わせると、見開かれた翠玉が次の瞬間ゆるりと笑んだ。
口の中に広がる鉄の味さえ不思議と愛しく思えた。
2011/09/14 01:54
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