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ディラン以外の十二支たちが神様から呼ばれた。


「皆揃ったね!呼び出した理由はね…」


理由は同室者兼恋人のディランの誕生日で、食堂ではパーティーの準備がありパーティーの時には豪華なディナーが振る舞われるらしい。

十二支になる前は誕生日パーティーなんかやらなかったよ。
動物だったし…。

「はぁ…。」


誕生日パーティーなんか初めてだから楽しみでパーティー会場兼食堂を装飾しながら浮かれていたら

オリビア君に「プレゼント何にした?」と聞かれて装飾を止めどうしようかと悩んだ俺。

蛇だから蛙か鼠?いやいやまず何処に蛙がいるんだそれに俺丸呑みにされるは嫌だ。

なら煙草?
あ、それは嫌いなものか。

というかプレゼントってどうやって買うんだ?神様に言うとか?まぁいいや。

そんな風に考えているとノア君に「愛しい彼のためにプレゼントを用意してきなー。」と言われ会場から追い出された。


「どうしようかな…ん?」


プレゼントを考えて歩いていると見たことのない扉をみつけた。

怪しいオーラのでている扉の前で立ち止まる俺。

開けてみたいと開けない方がいいという思いが混ざる。でも例え鍛えていたとしても冷静だとしても好奇心と言う敵には負ける。



負けた俺は扉を開けた。



いや、開けてしまったと言うべきかな。これから大変な事が起きると知らずに…









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