逃げ回る毎日 | ナノ

07


ハイリーside


「うわぁああああ」


「待って下さい、マイスウィートハニー!!」


午の代表こと、エリン。
俺の匂いが好きらしくくっついてくる。それが嫌で毎日逃げるが捕まって匂いを思う存分嗅がれる。


「ハイリー、大変そう。僕だったら諦めるよ。」


「私もです。カイルさんがいればいいのにです。」


呑気に話しているオリビアとアリシア。見ているだけで助けてくれないんだよね。

理由はエリンが怖いから。助けるとドス黒いオーラが纏ってるからって前に聞いた。唯一助けてくれるのはアリシアの同室者の辰の代表とノアの同室者のケレイブ。

ケレイブとは集まったときに隣同士で話した仲だし結構仲が良い。多分エリンに言うと発狂するから言わない。

考えながら逃げているとコリンが前から歩いてきた。


「コリン、助かった。」


そう言いコリンを盾にし壁側へ移動する。コリンがなにか言っているが気にしない。


「…そこ退きなさい。」


「え、あ…(無理なんだけど)」


「エリンが何処か行ってくれたら退くって。」


エリンが困った顔をし珍しく戸惑っているところで不意をつきコリンをエリンに向かって押した。

コリンはよろめきエリンに突撃して心配だったが逃げ出した。後で謝らなきゃな。

エリンも追いかけてこないし何もすることないのでぶらぶらしてると誰かに手を掴まれ抱き締められた。


「やっと捕まえました。さぁ、思う存分嗅がせてください。部屋にいきましょう。」


「…。」


うん、やっぱり今日も捕まるんだ。


誰か変わって下さい。








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