皆で大浴場!でも不安がいっぱいです。 | ナノ

05





皆で大浴場に行くことになった。初めてだからドキドキするなぁ。

「大浴場だから広いな。」

「これから毎日ここにくるんだよ。お金持ちの気分になったみたい!」

皆仲良いなぁ。あれルイス君…?どうして離れて見てるのだろうか。

「ルイス君?どうしたの?」

「俺、温泉とか嫌い…。入るの…初めて。」

「猫も嫌いだもんね。なら、俺が背中流したりしてあげるよ。」

「じゃ、僕もしたいな。」

「ふん、やってやらんこともない。」

そう言うと皆、手伝ってくれた。
アリシア君が転けたり、シャワーで泡を流そうとルイス君が逃げ回ったり獣型したり大変だった。

ようやく落ち着いたところで湯に浸かる事ができた。ルイス君は足だけ。

「はぁ〜…。あれ…美形男子軍は?」

「けーくんが後から行くとか言ってたよー?」

「カイルさんも来ますです。」

ノア君やアリシア君、オリビア君の同室者は結構まともだからなぁ。羨ましい。

「俺、部屋戻ろうかな…。」

とハイリー君。そりゃあね…あの人が来るからね。俺もハイリー君と一緒に部屋に戻ろうかな。

「ハイリーく…!?」

「あちゃー…。」

…いつのまにか変態がハイリー君を捕まえてた。変態って怖いね。

「…あそこまでいくときもいです。」

「…みてあれ。ルイス君虐められてる。僕、助けた方が良いかな?」

「多分返り討ちにされるよー。」

無理矢理湯に浸かって小刻みに震えてるよ…。卯を見るとデレデレしてるようなそんな感じの顔してる。

「オリビアー!」

…オリビア君が消えた。それになんか飛んできたよ!?

「…あの二人付き合ってるです?」

「それはない筈だよ。」

「いや助けよー?」

ドボンといったからなぁ、頭打ってないかな。

「あ、大丈夫みたい。二人で笑い合ってるよ。」

と言うか普通は怒らない?危ないし。オリビア君心広いな。

「アリシア、 怪我してないか?」

「湯加減はどんな感じ?」

「おい、子の代表。」

カイルさんって言ったっけ、心配症なんだー。まぁなんとなくわかる気がする。
けーくん…戌の代表は普通だね。

「…なんですっぽんぽんなんですか。タオル巻いてください。」

「でも湯に浸かるときは取らなきゃいけないしな…。」

そう言う問題じゃないです。目のやり場に困ります。

「ならお前が巻いてくれよ。」

「…くたばれ下半身露出魔!」

そう言い桶を投げた。









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