大気×亜美 | ナノ




想い
〜AMI side〜


あの人の声

あの人の顔

あの人の仕種

ふとした時に
思い出すの



あの人が
自分たちの星に
帰ると聞いた時は
悲しかった

そんな事は
分かりきっていた事なのに…


言いたかった
「行かないで」と……

『もう会えない』
そう考えたたら
胸が
締め付けられるように
苦しくなった

この気持ちは
一体なんなの?



「じゃあな」
「結構楽しかったよ」
「みなさんお元気で」

そう言って
帰っていった彼ら



あの人が
帰ってしまってから
心にポッカリ
穴が
あいたみたいだった



いつものように
みんなといても
泣きたくなる瞬間があった

どうして?



うさぎちゃんが
ポツリとこぼした
「離れてから
 ホントの気持ちに
 気付くなんて……
 あたし
 ホントにバカだ」



美奈子ちゃんが言った
「亜美ちゃん
 あたしと一緒ね」



まこちゃんと
レイちゃんに言われた
「もしかして
 自分の気持ちに
 気付いてないのかい?」
「亜美ちゃんは
 自分の事には鈍感ね」



わからなかった
みんなが
何を
言おうとしているのか

わかっているのは
あたしだけが
わかっていないということ

当人のはずの
あたしより
みんなの方が
この気持ちの『正体』を
わかっている



この気持ちの
答えは
――まだみえない





気持ちの正体が
わからないまま
時間だけが過ぎた





――ある夜

流れ星がおちた

そして
彼らは戻ってきた
――この地球に



あの人が
帰ってきたときは
すごく驚いた

――だけど
それ以上に
嬉しかった



本当に嬉しかったの

もう会えないと
思っていたから



「お久しぶりです」

そう言って
微笑んだあの人

――その瞬間

あたしは
すべてを
理解した

あぁ、そうか
そうだったのね

これが
――恋なのね

あたしはずっと前から
――“彼”が好きだった

“恋”――してたんだ



こんなに
 切なくて
  苦しくて

だけど
 嬉しくて
  シアワセ



あなたが好きです
――大気さん








あ、ども。
処女作です。
なんかもー…ぐちゃぐちゃな文でごめんなさい。
大気さんサイドでも書きたいです



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