じんわりと蒸し暑い真夏の夜。更に身体が熱いのはこうして銀ちゃんと肌を合わせているからだ。
「は、…!」
「、っぎ、ん……」
快感を与えてくれる銀ちゃんは一心不乱に私をかき抱いて、ぎゅううって指が白くなるまでシーツを握りしめた。いつもと変わらない行為の激しさに私は息も絶え絶えになりながら見悶える。
「あ、っ!」
奥まで入った銀ちゃんが私の中を圧迫する。苦しい、でも気持ち良い。ひとつになるってなんでこんなに嬉しいんだろうか。
「ぎ…んちゃん…?」
動かない銀ちゃんが心配になって、薄目で私の上に居る銀ちゃんを見る。目が合って、恥ずかしくなってまた目を閉じたら、頬にチュッとリップ音が鳴った。
「な、なに…!」
「いや、名前があまりにも可愛いすぎるからつい銀さん止まってしまったわ」
そう言うなり銀ちゃんは私の頬、額、耳、鼻の順にキスを落として首筋に噛み付いた。
「や、ちょ…くすぐったい…」
「……キスだけで濡れてんぞ」
「し、しらないっ!んぁっ…」
直後に再開された律動にもう頭が白くなって、今日何回目かわからないくらいにいった。胎内の奥で銀ちゃんが放出した熱い液体が更に私の中をジクジクさせた。
「やらしすぎ」
「う、うっさい…!銀ちゃんのせいじゃない!変態!…あ、」
「最高の誉め言葉じゃねぇかコノヤロー。銀さんの息子はまだ足りねぇかんな覚悟しろよ」
ゆるゆるとまた動きはじめる銀ちゃんに身体は悲鳴をあげていたけど逆らえるはずもなく私は諦めて目を閉じた。
ゆらゆらと、布団の上で泳ぐ私たちはまるでくらげのように
(なー、もう一回)
(なに言ってんの!もう朝だよ!)
(そんなん関係ねぇって)
(こ、この変態!!)
100828