小ネタ置き場 | ナノ
Other - n


死神世界−管理局、書籍の間

「じょーしー」
「何だ」
「これ何?」
「これは…ああ、その本は俺達死神が関っている世界をまとめた本だな」
「へー…」
「気になるなら借りるか?ちょうど俺が探してた本も見つかったし、読みたいなら一緒に借りてくるぞ?」
「え、いいの?」
「それは俺が聞きたいがな。いいのか?分厚いだけあって重いぞ。持ち帰りも大変だし…」
「……あー、借りても良いなら借りたい」
「しかし古城には持ち帰れないぞ。アッツェリテルトの世界にも、持ち込めない」
「馬鹿にしないでよね。これでもヴェル様だって死神なんだからそれくらいわかってる」
「そうか。…ああ、貸し出しは一週間の予定だが大丈夫か?ゆっくり読みたいのなら延長希望出しておくが」
「え、でも延長希望って色々やんなきゃいけないから面倒なんじゃないの?」
「いや、俺はランクが上だし希望はよく出してるから問題はない。…そもそも俺に気を使う気はないんだろう?」
「……。ハイハイわかりましたよー。じゃあお願い」
「わかった」


真新しい分厚い本。
内容は色々な世界の説明、地図や名産品やその世界に存在する種族、世界の情勢や歴史などが書かれている。
その世界に行きたい死神が世界を知るために読む本で、一年ごとに新しいものが発行されていく。
世界が多いため巻数は多いが、内容が内容なので置いてある冊数は凄く多い。
そのため専用のコーナーができるほど。

 − − −

公開:2012/08/02

[ backtop ]

人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -