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君の事が心配で

「ナイトメア」
「なんだ」
「夏だぞ」
「言われなくともわかっている」
「気温が上がるぞ」
「ああ、そうだな。…ブラッドは外套を外せば涼しくなるんじゃないか?」
「はぐらかすな」
「ーー腕を、掴むな」
「離せとは言わないんだな。じゃなくてーー」
「ーーわ、私は脱がないぞ!この変態が!!」
「違っ、違う!そんな意味で聞いたんじゃない!俺は心配をしてだなぁ!?」
「ふん。そんな事、最初からわかっている」
「なら、」
「どんなに暑くとも私はこのままの服装だ。まあ、薄い生地のものにはなるが」
「暑すぎて倒れたり、体調不良になったりはしないんだな?」
「暑さになら慣れた」
「だからそういう問題じゃないんだっつの」
「くだらん心配をするくらいなら仕事をしろ仕事を!」
「心配してるってのに、酷い言い様だな」
「笑いながら言う言葉ではないな」
「ナイトメアこそ、心配されて本当は嬉しいくせに」
「うるさいーーというかいい加減手を離せ!」
「嫌って言ったら?」
「この膝を、思い切りーー上げるっ!!」
「っっっぶね!!っぶねぇ、マジで!!!」
「ちっ、飛び退いたか」
「ナイトメアさんナイトメアさん。これは全くもって笑えないです」
「そうか?私からしたら爆笑ものだがな」
「ひ、酷い…」
「なら帰れ、今がまだ仕事をする時間だという事を忘れるな」
「はーい」


 * * *

夏場はメアちゃんは薄い生地の服になります。

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執筆:2013/07/06
リアタイから移動・修正:2013/07/07

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