小ネタ置き場 | ナノ
Other - n
記憶の干渉による疾患3

「ね、私が疾患にかかったらどうする?」
「いきなりどうした?何かあったのか?」
「いや、なんとなく気になっただけ」
「ならいいが……そうだな、ヴェルディスが疾患にかかったら、俺は仕事を辞めるな」
「は?私置いて逃げるわけ!?」
「違う、話を聞け」
「じゃあ何さ」
「ケアする事に全力を尽くす」
「え、何、ヴェル様おばあちゃんみたいな扱いされるの?」
「………まあ、そうではあるのか」
「えー……でもまあ、うん。捨てられなら良かったよ」
「俺の大切な部下だからな。絶対に見捨てない」
「うっわクッサ。嬉しいけど、何か嫌」
「割と真面目に傷つくな」
「めんどくさ……」
「……」
「あーもう!……ヴェル様は!そんな上司が好きだから!上司が疾患にかかったらヴェル様が介護してあげるんだから覚えておきなよね!?」
「ヴェルディス……!」
「うっさいな、もう帰る!バーカバーカ、上司のバーカ!!」
「あ、待っ……行ってしまったか」

 * * *

面倒見のいい上司と、なんだかんだで上司大好きな部下。
疾患関係の話だったから3にしたけど、別にタイトルこれじゃなくてもよかったのかも。

 − − −

執筆:2015/03/05

[ backtop ]

人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -