気ままに呟くよー | ナノ
365...?

人見知リヒトさん、最初はベスティエにビクビク怯えてました。
元々静かな場所で読書したいのと、あんまり人と関わりたくなかったから森の中に家建てたのに、それが原因でベスティエと同居する事になって複雑な思いを抱えてます。

「私は1人が良かったのに」
「あぁ?こんな場所に家があって、しかも女1人暮らしてるのが悪いだろ。狙ってくれって言ってるようなもんだ」
「ベスティエが悪い」
「寧ろ俺に感謝しろってんだ!防犯面を見直すきっかけになったんたからな!」
「……ベスティエに言われてもなぁ」

慣れてきて、普通に話しができるようになってきた頃にはこんな感じの話しもしていたり。

「でもさ、今の所はベスティエがいるから平気でしょ」
「お前…俺が言うのもなんだが、被害者がそれを言うのか…?」
「だって家主は私だよ?私に何かあったら困るのは誰?」
「別に困らねぇよ、部屋が広くなるだけだ」
「へえ、そう。じゃあ日用品とか、街に行かなきゃ買えないものとかはどうするのかなー」
「なくても平気だろ」
「じゃあ私に何かあったらこの家燃やすわ、私と共に燃え尽きてもらう」
「おまっ、それはやめろ」
「一緒に森も燃えて、大変だね?」
「大変なのはお前の頭じゃないのか?」
「まあ、間違ってはないんじゃないかな」
「……ったく、いい、もういい、一先ずは俺がこの家を守ってやるから、そんな事考えるな」
「優しいね」
「いいか、俺の気付く限りで、だからな」
「うん」
「夜中で起きなくてってなっても燃やすなよ?」
「考えておくよ」

家主パワーでたまに脅すリヒト。
2人分に増えたくせに買い物は全てリヒトが1人で行かなきゃいけないもんね。

[ back / top ]

人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -