気ままに呟くよー | ナノ
365...?

最初のころ。

「おい」
「はい」
「ぶっちゃけてもいいか?」
「ええと、どうぞ」
「ここでの生活って、一人が好きだとかなり最高の暮らしになるんじゃねぇか?」
「そうですね(だからあなたが邪魔なんです」
「態度に出てるぞ」
「ひゃい!すみませんでしたベスティエさん!」
「あー、めんどくせぇ、敬語も何もなし!気を使うな、匿ってもらえてるだけ感謝モンなんだ、俺も余計な手出しはしないっつの」
「えーと……うん。わかった」
「素でいいぞ」
「……なんか偉そう」
「お前…OK出て一言目がそれってどうなんだ」
「だって言っても大丈夫って言ってたから。ずっと一人で快適だったから、ストレスも溜まってるし」
「怖いもの知らずか。お前は」
「リヒト」
「あ?」
「私、リヒト」
「あーそっか、名前聞いてなかったわな。悪いな」
「あれ、謝るの?」
「悪いか?」
「いや、別に」
「意外だなって顔してんぞ」
「そう?」
「ああ」
「じゃあそうなんじゃないの?」
「お前、割とめんどくさい性格なのな」
「機嫌を損ねた?」
「いや別に。まあ、ウザいかは別だけどな」
「そ。じゃあもう行くね」
「言いたいことはいろいろあるが…とりあえず、どこに行くんだ?」
「風呂」
「なんだ、風呂か」
「覗かないでね」
「覗かねぇよ」
「ふーん?」
「ウゼぇからさっさと行って来い」
「はいはい。じゃあ行ってくる」


「フン。面倒なようで、割と楽に過ごせそうだな」

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