気ままに呟くよー | ナノ
365...?

(ちょっとバイオレンス?あと一応キス有)



強盗襲来後暫くしてから。

「おいリヒト」
「…な、なに、ベスティエ」
「この俺を匿うってなってから、ああいう事が起きるかもしれねぇってを想像していなかったわけじゃねぇよなぁ?」
「………」
「そもそも、俺がお前を手にかけないって保証はないわけだ」
「な、にをーーーー痛っ!」
「お前をこうやって部屋の隅に追い詰める事くらい、造作もない事で」
「っ……放して」
「あ?」
「ベスティエ、放して…やめて、お願い」
「誰に向かって言ってんだ」
「…ぁ…ぐ、うぅ、っ……」
「今俺が手に力を入れれば、死ぬなぁ?」
「お、ねが……やめ…っ……」
「リヒト。お前はいつでも逃げる事はできた。だがなぜ逃げなかった?通報しなかった?」
「……ベ、ス…」
「隙はいくらでもあったはずだ。なぜだ?」
「は…ぁ……」
「………なあ、リヒト」
「…………」
「ーー俺だって、こんな事をしたいわけじゃねぇんだよ」


リヒトをベッドに運んであげた後。
「可笑しくなってるのは俺だ。あの時から、リヒトを見てると変になっちまう。
俺はリヒトの怯える顔が見たい、泣きそうな顔が見たい、でも幸せそうな顔も見たい。
他の奴に殺させたくない、傍に置いておきたい」
「…………」
「触れていたい。けどこんな小さな体なんだ、リヒトは。俺が抱いても、少し力を入れれば簡単に死ぬ」
「……ん」
「俺は、卑怯だ。こんな時にしかリヒトを抱けないし、本音も言おうとしない」
「ベ、ス…ティエ……」
「ーーーー」
「…………」
「はっ…何考えてんだか。俺らしくねぇーーーーリヒト、俺はここを出ていく。元気でな」
「ーーーーゆるさない」
「リ…ヒト……?」
「なんで、どうして?首絞めて、抱きしめて、私の事考えずにさよなら?自分勝手すぎじゃない?」
「そんなの、最初から、だろ……」
「しらない。関係ない」
「リヒトーー」
「ベスティエが殺人鬼でも何でもいい。人として最低な事を言っているのはわかってるけど、本当に、楽しかった。時間が止まればいいとも思った。
でも、怖いのも確か。この前の事はまだはっきりと覚えてるし、一生忘れられないと思う」
「だったらーー」
「でも、私はベスティエがいいの、ベスティエじゃなきゃ嫌なの。私はーー」
「やめろ!それ以上は言うな!!」
「うるさい黙れ!私に指図するな!」
「なっーーーー」
「ーーーー……っ、はぁ」
「…っ………リヒ、ト?」
「いつもベスティエばっかり強引でわがまま。だから、たまには私だってそういう風に振る舞いたいよ」
「……いいのか?確実に、後悔する時が来るぞ?」
「罪悪感を感じることはあっても、後悔はしない」
「俺は、」
「ベスティエが他人の事を考えるの?今更じゃない?」
「……そうだな。俺らしくもねぇ」
「ベスティエは自分勝手じゃないと、ね」
「ああ、そうだな。……にしても、この俺がリヒトに命令されるとは、な?」
「あっ……でも、それはーーぐむっ!」
「うるさい、黙って抱かれてろ」
「むぐぐぐー!」
「俺に指図すんな」
「むぅー!!」
「これ以上騒ぐと食うぞ」
「……」
「それでいい」
「……」
「……もう寝ろ、このままでいいから」
「!?……むぐー!」
「うるせぇ」
「ぷはぁっ……ちょっと、死ぬ!そのまま寝たら死ぬ!」
「それはそれで幸せだろうな」
「ないわ。…いいから、優しくして」
「へいへい、わーりましたよー」
「あと、横になろ。ベスティエの寝てるところでいいから、一緒に寝たい」
「……夜のお誘いか?」
「ありえない」
「どうなっても文句言うなよ?」
「ベスティエを信じる。……じゃあお休みなさい」
「…………おう、お休み」
「…………」
「気合で、寝れるか……?」
「……」
「リヒトこの野郎、俺が寝られねぇじゃねえか!
気持ちよさそうに寝やがって、寝るの早すぎなんだよ!」
「……ベス……ティエ」
「あーくそ!寝てやる!絶対に寝てやるからな!!」



勢いで書きたいだけ書くという。
多分後で色々修正したくなるんだろうなorz
そもそも書きながらキャラ作ってる時点でアウトというか。
でも楽しかったから、それでいいや!って感じになってます。

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