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(※閲覧注意)



花粉症で頭が痛い。
パソコンは重たくていうことを聞いてくれないし、夕方からのバイトもちょっぴり憂鬱だ。
飲み忘れた薬を、慌てて空腹を埋めるように詰め込んだお弁当と飲みこんだ。
集中力が保てないのは、コーヒーが甘すぎるせいかしら。

そんなときにぼんやりと、約800キロ遠く離れた場所にいる恋人に会いたくなる。
彼が好きなのかしら、と疑うこともなくはないのだけれど、ふとしたときに感じるさみしさに、これが恋なのかと恥ずかしいことを思ったりもする。
ずっとひとりで生きていけると思っていたし、これからもひとりで生きていくのだと思っていた。
体がだるいから、柄にもなく恥ずかしいことをぽんぽんと、言葉に紡ぎ出したくなるのだと、誰に向けるでもなく、言い訳。

今日の教訓は、薬はきちんと飲みましょう、ということ。


2019/02/26 15:16



素直だなぁと思うのは自分の体のこと。
気が付けば20連勤、当然のように私の体は不調を訴えた。
珍しく連休はバイトも断って家でゴロゴロして、恋人と電話を繋いだまま眠った。
滅多に家で飲まない紅茶を入れて、ラヒリの小説に触れた。
まだ鼻と喉は痛むけれど、たまの休息を挟むことの大切さが身に染みた連休だった。

まだまだ寒い冬が続く。
はやく春が来てほしい気持ちと花粉がいやだなぁという気持ちの狭間で
なんとか久しぶりの日常に体を慣らしていく。
頑張ろう。 


2019/01/15 13:38



相変わらず忙しく、余裕のない日々を送っている私は今日も寒空の下で、けだるい体を動かして、ようやく生きている。
中途半端な英語の予習を放り投げて、たまには言葉をつづりたいこともある。

2019年。
今年25歳になる私は、10年前に自分が書いた25歳への私への手紙を開けるのだと、ぼんやりと湯船の中で思ったのだった。

10年前、私はどのような未来を描いていたのか。
どんな大人になるかなぁ
仕事してるかなぁ
あらゆる想像をした気がするけれど、あまりあの頃と変わっていない気もする。
大人になるためにたくさん笑ったし、時々たくさん泣いて、傷ついたような気もする。

そんな余裕のない私にも好きな人が出来て
愛されることが嬉しいと思うようになって
感じたくちびるの熱を反芻する夜も経験した。

不器用な私は私らしく要領悪く、今年も生きていく。
大切にしたいものがあまりにも多すぎて、大切にしきれなくて、失ったものもいくつかあるけれど。
街角で交わしたくちづけのように、こっそりと色んな気持ちを隠して、大人なふりして生きていけるくらいには、大人になりたい2019年。
今年も精一杯、頑張ります。


2019/01/10 13:50



好きな人ができました。
初めて言葉を交わした時から、友達にならないような予感がしていた人。
自分と似ていて、ちょっとお馬鹿で優しくて恥ずかしい人。
遠くにいるからなかなか会えないけれど、少しずつこの気持ちを育てていけますように。。


…今年こそ小説を、と思いつつなかなか書けない。
二次創作もする元気も湧かないし、やっぱり大人になるって時間が無くなることなのか、それとも余裕がなくなるということなのか。


2018/10/25 10:25



何をするにもやる気の出ない日はある。
というか往々にして私がブログを更新するときは、気持ちが満たされているときより、どこか陰りを感じているときの方が多いのだ。
今日はバイトの研修で仲良くなった後輩とカレーを食べに行って、朝寝坊したおかげで全然進まない課題をやりに大学へ。
どこかぼんやりとして、疲れなのかはたまた気力が残っていないのか、勉強もほどほどに散歩したり、好きな音楽聞いたり、YouTubeに映画を上げたり色々。

Grover Washington Jrが予想以上に良くて、ジャズの心地いいリズムと、彼の優しい歌声があまりにも耳に甘く響いて泣きそうだ。
最近聴く音楽は、相変わらず私はロックが好きだけれど、少し切なめの洋楽も増えてきた。
昔は東京事変や椎名林檎がすごく好きで、バクホンも今も大好きだし、ブランキーもベンジー最高!ってなってるけれど、今年は随分とくるりにどハマりしている。
メロディラインの優しい曲が好き。
今私が聴いている音楽のように、自分の性格も優しく甘くなれればもっと色々楽なのかなぁなんて、思っても見ないようなことをぼんやりとうつろな頭で考える夕方。


2018/04/30 17:32



昨日は大学の卒業式でした。

今回は卒論で学部長奨励賞、そして学科代表で学位記の受け取りという大役に任命され、緊張がちがちで壇上へあがり、なんと文学部でうちの学科がトップバッターの学位授与というプレッシャーの中なんとか無事代表を務めてきた。
夕方のローカルニュースでしっかり私の丸々とした顔が写ってて死にたくなった……。
でもまぁ4年間学費払ってくれた両親が嬉しそうに写真を撮って今日も何度も「よかったよかった、よく頑張った」と言ってくれるのを見ると、今まで頑張ってきて本当に私もよかったなぁ、少しは恩返しになったかなぁなんて。

私が賞を頂けたのはもちろん自分の頑張りもあっただろうけれど、何より恩師の指導のおかげだなぁと。
厳しくも暖かく指導してくれた先生(その割に私の指導は適当なとこもあったけど)には一番感謝している。
受賞者の記念撮影の時に前に出てきてスマホのカメラを構えてくれる先生を見て、愛情をまた感じた…(笑)
また大学院でもお世話になるけれど、とりあえず一区切り。
4年間楽しいことも嬉しいことも、辛いことも悲しいこともたくさんあって、それなりに成長できたと思う。
何より私の4年間に携わってくれたすべての人に感謝をささげ、4月からもまた頑張っていきたい、とすごく今は前向きに思えるのだ。


2018/03/24 23:17



時の流れはあっという間だ。
部屋の隅っこに先月亡くなった友達の葬儀で頂いた香典返しが置いてあった。
まだ箱から出していない。
明日で彼女がいなくなって、早一か月。
この一か月はあわただしかった。いつのまにか春の嵐は訪れ、花粉がむせ返るほど体内に入り込み、苦しめてくる。

明日から二日ほど天気が悪くなる。
低気圧の頭痛と、花粉特有の体のだるさで私の体はへろへろになりそうだ。
それでも確かに私は生きている。
生きている。

髪の毛を切ろうと思う。
生まれて初めて髪の毛を染めようと思う。
生まれて初めてコンタクトを入れようと思う。
とりたてて何かを決意したわけでも、何かを変えようと思ったわけではないけれど、ただ、髪を切ろうと思った。

私の人生、あと何回初めてを経験できるのだろうか。


2018/03/07 16:35



友人の告別式に行ってきた。
今日は切ないくらい空が青い。晴れでよかったと心から思った。
この一週間ほとんど毎日泣いてばかりいたから、もう涙は出ないだろうと思っていたのに、一番今日は涙が止まらなかった。

出棺前、最後に花を棺に入れたとき、花に埋もれながら眠る彼女は私の知っている中学からのあの子で間違いなかった。
斎場で彼女の名と、喪主である彼女のお父さんの名が呼ばれるたび、涙が止まらなかった。
お父さんは愛しい娘の名前がどのような気持ちで呼ばれているのを聞いているのかと想像もできないくらい……。
故○○様と斎場でアナウンスされるたび、彼女がいなくなった刻印を押されているようだった。
なかなか花を持ったまま進めない私の背中を、別の友人のお母さんが涙ぐみながらそっと背中を押してくれた。
23年を精一杯生きた、と繰り返される言葉に、たまらなく胸が締め付けられた。

いざ出棺というとき、田舎特有の12時を告げる悲しい場には不釣り合いな明るいチャイムが鳴り響いた。
中学の時から聞きなれているこの音楽を、苦しい気持ちで聞いたのは初めてだ。
遺影を抱えるお母さん、昨日よりもしっかりとした声色でお礼を告げるお父さん。
ご両親が気丈に振る舞われているのだから、と思いながらも、たまらず嗚咽が漏れてしまったかもしれない。
花に囲まれたうつくしく眠る彼女を忘れないし忘れたくない。

本当に人がいなくなるのはあっという間。
また3月に今回仕事で戻ってこられなかった友人がお線香をあげに行くので、一緒に行くことになっている。
今回は用意できなかったけれど、中学の時私のために描いてくれたあの絵をご両親に綺麗にラミネートしてお渡ししたいと思う。
前回はお話できなかった、昔の話をゆっくり話すことが出来たなら。
ただただ10年間友人でい続けてくれた彼女に最大の感謝をささげたい。


2018/02/18 15:40



今夜は友人の話をしよう。
どうせ誰もこんなところ見てやしないだろうから、大切な私の友人の話をしたい。
長々と今夜はお喋りをしたいと思う。

2月8日に私の中学からの友人が亡くなった。
過労による発作を起こし、そのままお風呂の中で亡くなった。溺死だった。
色々亡くなった状況が複雑で、私自身たくさん思うところがありすぎるのだけれど、詳しくは書けないので省略する。ただただ突然の訃報だった。

12日に中学時代からの別の友人からLINEで連絡が入り、すぐに他の人にも連絡した。
中学の先生にも連絡を回し、私は女の子3人と一緒に亡くなった友人の自宅へ伺った。
実際に会うまではどこか現実離れしてるような気がして、本当に彼女が亡くなったのかどうか実感が沸かずにいた。
けれど涙ながら亡くなった状況や彼女との思い出を語るお父さんの姿を見て、これが現実なんだと月並みな感想を抱いたのだった。

今夜は彼女のお通夜に出席した。
明日の告別式にも参列するのに、せっかちにも香典を渡してしまい(どうやらこの地域は告別式で渡すのかな?)思わず苦笑い。
意外にも彼女が亡くなって、自宅に伺ったときもどこか冷静だった私。
けれど今日祭壇に飾られた彼女の大きな絵を見て涙が止まらなくなった。

中学2年で同じクラスになった。
お互いの存在を知ってはいたけれど、急速に仲良くなったのは、彼女と席が前後になってからだ。
あまり恥ずかしくて人に言えなかった小説の趣味をこっそり打ち明け、彼女の絵のサイトと私の小説のサイトがリンクでつながったのもこの年だ。
そして彼女に小説の挿絵も書いてもらった。その小説は私が未熟ながら未完で終わったのだけれど……。
高校に入って別々の進路についてからも、私は時折彼女に小説を読んでもらい感想をもらったものだった。最後に読んでもらったのは実はサイトでも公開している『ポルノ・キャパシティ』だ。彼女はすごく1話目を褒めてくれたのを今でも覚えている……。

私が未熟な小説を書いたり映画を撮ってる一方で、彼女は飛躍的に絵の才能を伸ばしていた。
多くの賞を貰い、Facebookやインスタグラム、Twitterで語られる彼女の近況を見て私もすごく勇気づけられていた。
淡いタッチの水彩画……彼女がお父さんへ送った絵葉書。時折あげられる彼女の写真はいつも笑っていて、大学に入ってからすごく綺麗になった。
2月7日までTwitterは更新されていた。
試験も近くてタイムラインをほとんど追わなくなっていた私の目に留まるほど、彼女はわりに頻繁に更新していたから、そこから数日、何も呟かないのを見て単純に忙しいのかな?とぼんやりと思っていた。
それからわずか数日と経たないうちに、彼女の訃報が入ったのだった。

今日の葬儀に参列して、連絡してくれた友人が「水沢の話も夏にしてたよ。演劇の脚本書いたりしてるって聞いた」と言っているのを聞いて、何故だか涙が出そうになった。
最後に会ったのは彼女の通う大学のある京都。
私が3回生のとき。彼女は4回生。
京都の地下街のスタバでほんの2時間くらいお喋りしただけだったけれど、そのあいだ互いの近況を話したり、彼女が大学院を受験すると教えてくれたり、互いに教わってる先生がすごく良い先生で大学が楽しくてたまらない、といった話をした。
よもやそれが最後の日になるとは思いもよらなかった。

最後に連絡が来たのは去年の7月。京都に来る用事ない?面白い展覧会があるんだ、と。
その時試験前でお金も時間もなく、断った私は次回の展覧会こそ行こうと思っていた。
その次回は、彼女の亡くなる前日の先週の水曜、つまり7日からだったらしい。
大きな作品を描き上げた彼女は、その作品にもしかすると魂ごと奉げてしまったのかもしれない。

正直な話、彼女の死は防げる状況にあった。
だから私はどうしても彼女が亡くなった状況を聞いて恨み言のようなものを言いたくなる気持ちも抑えられない。
けれどお会いしたご両親が堪えているのを見ると、私からは何も言えないし、何も言ってはいけない。

私たちはみんな、出会ってから10年間一緒に大人になった。
遺影は綺麗な着物を着た、笑顔の写真。成人式だったかな。
明日はいよいよ告別式。本当のお別れだ。
棺の中の彼女の眠る表情を一生忘れない。
声も、笑った顔も、絵が大好きだったことも。

彼女のお母さんが、今度彼女の遺作で展覧会を開くらしい。
これを目標にできたから、しばらくはぼんやりせずにいられると笑っていたのが堪らなかった。
私もいつまでもメソメソしてはいけないし、日常は巡っていく。
明日はきちんとお別れして、時折彼女の話をみんなでして、そして展覧会も見に行こう。
そして今作りかけの脚本を仕上げてきちんと映画を撮ろう。
今私に出来るやらなければならないことを、やり遂げよう。
彼女の何倍も生きて、生きなければならないと思った。

ただただ今は悲しくて仕方がない。




2018/02/17 22:25



あれだけ辛い気持ちになって、しんどくて、もう二度と撮らないだろうと思っていた映画を再び撮ろうと思った今夜。
不思議と人間って、同じことを繰り返す。
愚かなのか、はたまた必然か、忘却という名の記憶の繰り返しが、自然と何かをもう一度やろうという気持ちを起こしていた。

風呂に入りながら大体のプロットも決めた。
キャストもあの人にお願いしようかな、なんて思いつつ。
どこか心が弾むのを抑えられない。
卒業制作、なんて響きがかっこいいね。

どんな作品になるのかは、これから次第だけど。
短編を一本、最後に撮る。
ささやかでもいい、本当に小さくても構わないから、上映会をして。
サークルを作ってくれた一個上の先輩に敬意を。
私のわがままを許してくれる同期に感謝を。
慕ってくれる後輩たちに、光を奉げられるような。
暖かい春のような映画を撮りたい。


2018/02/05 02:03


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