歌がうるさい
会ったら会ったで
休日返上
ふざけないでよ
睫毛に雪がふる
あらゆる誘惑
いつも見上げて
さびしがりやの男だよ


法は僕を赦すよ
とじるのも惜しくない
暮れなずむのを塗りこめた
魔除け
印象派って言ったじゃん
残留弾
なおも望みを
小さな子供にもどってみたい
ただいま私の一番星


悪人と暮らす
海のなかの絵
こどもが笑う
メビウスの端
信じた果てに
花だったなら
それでも僕は


天使か、ろくでなし
夜の来ないコスモス
抜け駆けは罪
明日の君ならきっと愛せる
ドライフラワー
街に消えてく
それはこびとにあげたから
かえりをずっと待ってるよ


向かうはブルーナイル
優しいプール
モルタルの月
アイスブルー、あなたの色
マッドクォーツ
モルフェウスよ見逃して
リトルコーラル
はるかうえのシーサイド
目醒めたら夢


いつから
満たせる
さかさま
いつしか
君には
待てども
すぎた地
これから
芽吹ける


教会の子
逃げてもいいの
どこへも行かない
柵など無かった
明日じゃできない
つかの間の死
欲は尽きない
責務
逃避行じゃない


あなたはまるで海の風
僕らが仮に恋人どうしで
ホントの奇跡
思いだすことがなんにもなくても
ぜんぶ神様の手の上
シャイガールの苦悩
困ったときには色じかけ
ボーイ・ミーツ・・・


育てた花をとらないで
余白
なくした栞
結露の水槽
他意のない和声
にがくないから大丈夫
昨日の約束
あるのはその日々
君でなければ


”彼女に逢わなければ”
後悔を飲む男
脅迫観念
思い出せない
この酷い夢を知っている
思い出すことば
――逢わなかったならば
――逢いにいかなきゃ


その痣は翌朝消える
接敵
すり代わる
交じる幽明
跳ね橋の兆し
誘爆
始めの訪問者
グリッサンド
才は悪童に潜む
空気の薄い場所だから


望むは月
氷山は燃ゆ
どうにも落ち着かない朝に
なぜだか淋しくない夜に
この手をとって
霊山
果てなどなくとも
乾いた水
終点にて


出口はもうすぐ
迷路の夜
君の留守中に好きと言うなら
なりふり構わず
絶対聞けないあの子の頼み
星の数しか
真昼の逆夢(さかゆめ)
それこそが情熱
明日咲く花をあなたに


時には先回り
さなぎは渚の夢を見る
どうぞこちらへ
それから冷え込む季節に
贋作
下町の七夕
飛び立つ鳥には追い風を
魔術師の寝室
エンドロールが途切れても


虚偽すら磨いて
続きは夜更けに
切り札の用意は無い
ゆりかごの遺言
炊事の要論
リークスポットを捜せ
ステレオ投影
残りはもらった
時のソーダは冴えない香り


カレイドスコープ
都会の空
ランドリー・ゲーム
毛玉あつめのサティ
立ち話では何だけど
数えることは終わりにしよう
散開
許せぬものなら
見知らぬ隣人へ捧ぐ


彼女の迷惑なルーティン
抜け道だらけ
恋人ごっこ
研ぎ澄ます切れずの刃の先
ハード・ビートにヒビ入れて
おきみやげ
饒舌な遺言
あんたは幸運


エステルの羽
罪つくりの傍ら(かたわら)
すり減るかかとを浮かすように
助手席は空けといて
マッシュアップ
記憶の窓辺
これでいつでも逃げ切れる
地球儀はまだ白いまま
メイクビリーブ


踊れ若者
空の切れはし
楽園紀行
椰子の実は孤独をいだく
熱帯の夜
上へ舞う雪
明日僕らは
グラスに氷は入れないで
青いサハラにきみと帰ろう
侵入前夜


晴れた日ツバメはいなくなる
祭りの犯人
初陣(ういじん)
トニックノート
底なき不信
離島の鴎(かもめ)
うたた寝を醒ましたのは
八重咲きのコサージュ
シャドウは傍らの瞳の色を
見限らないと誓った日


毎日カードの引きは良い
イーヴンなんだ
色気がほしいね
壁抜けコンポ
ひとりのときほど
面倒な人
恋は野の鳥、もしくはカナリア
マネキンに燃やすこころ
大事なこの身
ついて来ただけだよ


気まぐれ
その手の残り火
キスを小出しにするところ
もの言う背中
減らない煙草
無言のポストカード
気づかい
頼り
だから信じずにはいられない


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