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ベラニック
ラントに程近い小さなその町の宿屋の劇場
その裏方にアスベル達は呼び出されていた
アスベル「つまり、俺達にまた劇をやってほしい、ってことですか」
脚本家「ああ、そうだよ」
白く裾の長い服を着た青年、アスベルは正面にたっている脚本家の男性に問う
脚本家「この前のシェリ雪姫が人気でね
是非、もう一度やってほしいって要望がたくさん来たんだ」
シェリア「わ、私は嫌です!
私たちにはやらなくてはならないこともありますし…」
シェリアが反対する
パスカル「えー?
この前は積極的にやってたのに?」
シェリア「それでもよ!」
シェリアは何故か猛反発をしている
脚本家「困ったなぁ…」
マリク「ならば、配役を変えてはどうだ?」
ヒューバート「それもアリですね」
マリクの提案にヒューバートが賛成する
アスベル「珍しいな
ヒューバートがこういうことに賛成するなんて」
ヒューバート「べ、別に良いじゃないですか!」
アスベル「そうか…」
マリクが脚本家と何やら話し込んでいる
脚本家「よし、これにしよう」
シェリア「な、何がですか?」
脚本家「配役が、だよ!」
そう言うと、脚本家は1枚の紙を見せた
アスベル「ふんふん」
ソフィ「面白そう」
シェリア「あら…」
ヒューバート「なっ……!」
パスカル「おっ!」
皆、それぞれの反応をする
考えたマリクは満足げだ
アスベル「教官、ほ、本気ですか…?」
マリク「勿論だ」
アスベル「………(汗)」
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