love never felt so

ご飯も食べて、お風呂もすませて
自分の部屋で携帯を握りしめる。


お父さんにもお母さんにも内緒の時間。
私の大事な時間・・・


pipipipipi―


「もしもし、」


『こんばんわ、今大丈夫だったかな?』


カヲル君の声を聞いて、とくりと心臓は跳ねる。


「うん、大丈夫。カヲル君ご飯食べた?」


『食べたよ。教えておらったレシピのやつ。』


夜の恋人との逢瀬。
違うクラスの私とカヲル君には、とっても貴重な時間だと思ってるの。


『シンジ君がね、名字と綾波さんをね・・・』


「へー、碇君が?意外」


『そうだよね。ん、もう時間だ。』


「ほんとだ・・・」


時計の針は12時を指していて、2人の時間の終わりを教えている。


「おやすみカヲル君。」


『また明日。』


「うん、」


『あ、』


「どうしたの?」


『えっとね、名字、愛してるよ。』


「な、わ、私っ!」


『ふふふふ』


「もうっ、おやすみ!!」


恥ずかしくって切った電話。
顔は真っ赤で、心臓なんてバクバク言っててしょうがない。
きっとカヲル君は、私をキュン死にさせようとしてるんだ。


「前の人は、こんなじゃなかったのになー。」


中学生だけど、今までに何人かの男の子の付き合って・・・
他の人は連絡とか取らなくてもよかった。
そこまで好きじゃなかったのかな?
でも、カヲル君とは毎日連絡を取ってるの。


「ほんと大好き・・・」


恋愛がこんなに素敵だなんて初めて知ったの。


leve never felt so good・・・



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