愛に狂う
attention
此方は微裏です。最初だけなので、雰囲気えろでもいいくらいなんですが、一応注意書きさせて頂きます。
未成年の方、それ以外で免疫のない方、不快に思われる方は恐れ入りますがお引き返しください。申し訳ありません。
ばっちこーいな方のみよろしくお願いします。
「もっ、あぁぁっ!」
「っ、」
胎内にウォリックの白濁を感じながら、私の思考は真っ白に爆ぜた。
「なぁ、ナナシちゃん?」
「どうしたのウォリック?」
後始末をして、まったりとピロートークをしていた私たち。ふと、項に顔を寄せていたウォリックから声をかけられた。
「ソープ変えた?」
「え、うん。丁度切れちゃったから…」
「いー匂い。」
ぎゅっと抱きしめられて鼻を寄せられる。お気に召してもらえたみたいで、悩んだかいがあったと嬉しくなった。
「いたっ!?」
「ありゃ、ごめんね?」
ガブリと項に噛み付かれて、痛みを訴えれば、悪びれなどしていない声が返ってくる。
「どうしたの、いきなり噛み付くなんて…」
「んー、すんごい甘い匂いなもんで、ナナシちゃんに食い付きたくなっただーけ。」
先程、彼は私との仕事を終わらせたというのに、向き合ったウォリックの目は獲物に飢えた獣のそれ。思った以上の効果を発揮していたようだ。
「追加料金払えないよ?」
ことりと嘘を吐きだす。お金がない?笑わせないでよ。お金なんて主人が遺してくれたものがある。それこそ嫌というほどに。
「ナナシちゃんはお得意様だから、特別サービスしちゃう。」
「うまいこと言っちゃって。」
厭らしく細められた眼差し。こうして彼はお得意様を増やしているのだろう。結局、私もその一人にすぎない。
「何して欲しいナナシちゃん?」
ギラギラした眼に滑稽な女が映る。悲劇のヒロインを気取った女の物欲しそうな顔。あぁ、なんて浅ましいのだろうか。
「…わして、」
「んぁ?」
「壊して、ウォリっ、」
途中でかぷりと食べられた言葉たち。いっそのこと同様に、鼓動を止めて欲しかった。
愛に狂う
(愛を失った女は)
(一夜の戯れに愛を探す)
あとがき
久々のupです。なのに、500円玉はげで悩んでたら、こうなってしまいました…
あれ、関係ないのになぁ。
此処まで読んで下さってありがとうございました!!