安眠剤



ちょっぴり早く目が覚めた朝。隣で夢の中のニコラスを見て自然と笑みがこぼれる。起こさないように腕から抜け出して、今日はいいことありそうだなって思った。


「何しよっかなー!」


事務所に来たはいいが何もすることが無い。如何せん、料理は破壊的なので彼らに御触れを出されている。


「むー、ひまー。」


薄暗い部屋に一人。一抹の寂しさを感じて階段を下りた。


「…寝てる。」


先程と変わらない体勢で寝息を立てるニコラス


「戻ってきたよー。」


声を潜めて腕の中に潜り込む


んァ? モどッてキたのヵ?」


「ごめん、起こしちゃった…」


まだポケッとしたニコラスと視線が交わって。背に回された腕に力が入った。


「まだ寝るのー?」


当たり前だと言わんばかりに瞼を下した彼。


「折角早く起きたのにー。」


剥れて見たが無反応。また小さな寝息が聞こえてきた。


「はははっ、寝るの早いよ。」


さっきまで何しようかなんて考えていたけれども、感じる体温にどうでもよくなって同じように瞼を下した。



安眠剤



((こ、これは!?))


((すぴー…))


((一眼レフはいずこ!!??))






あとがき
相変わらずよく分からない短文でした&名前変換なし…orz



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