Be mine
「シン様ー!!」

遠くから手を振りながらナマエが走り寄って来た。

「はっはっは、転んでしまうぞ!そんなに慌てて、一体どうしたんだ?」

息を整えるのもそこそこに、手に握った物を差し出す彼女。

「これっ!」

「クローバーじゃないか? 珍しいな。」

この常夏の島にクローバーは珍しい。滅多にお目にかかれない品物だ。

「ん?しかも、四つ葉じゃないか!」

「えへへへ、バザールで見つけたんだよ。」

うんうん、はにかむ笑顔が最高だ。

「お店の人に花言葉を聞いてシン様みたいだと思ったの。」

花言葉か… 確か、

「私を想ってください、じゃなかったか?」

何処が俺にぴったりなんだろうか?

「そうなんですけど、1つ1つに意味が合って、

1枚目は名声

2枚目は富

3枚目は満ち足りた愛

そして、最後が素晴らしい健康。」

全部そろって真実の愛なんだって!

まだ幼い君が何を想って俺にこれを持ってきたのか、正直よく分からない。
だが、ナマエへの見解を変えなければならないようだ。


Be mine


(知らず知らずの恋心)



あとがき

甘いのを目指そうとしてやっぱり撃沈。意味不明で怖いです。

駄作でしたが此処まで読んで下さってありがとうございました!!

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