勘定前デッドヒート
＊attention
此方の作品はsweetieの個性が前面に押し出されたものとなっています。
ばっちこーいと言う方のみお進みください。事後に何か起こりましても管理人は責任を負いかねますことご了承ください。
『この状況は何だろう…?』
どうしてか私は壱・貳號艇の艇長達の酒の席に同席している。因みに席順は、目の前に朔さんで、私の隣が平門さんだ。
「ななし〜、飲んでるか〜。」
次から次へと飲んでいらっしゃる朔さん。さっきから、貴方が撒き散らした酒が飛んできています。結構滲みこんできていて気持ち悪いです。
「飲んでますよー。」
「朔、変にうちのに絡むな。」
いつもと変わらない口調の平門さん。目の前の人とは違い、ゆっくりと味わっていらっしゃる様子だけは大人に見える。
「良いじゃねーか!今日は無礼講だぜ!無礼講!!」
「お前と飲むと、いつもだろうが。」
うわー、いつもこんな感じなんですか…初めて平門さんに同情したわ。
「そういや、ななし。」
「なんですか?」
いきなり雰囲気の変わった朔さんに話しかけられた。何か重要なことだろうか?飲み屋でするような話じゃないけどな!?
「お前って、奢られたい方?」
「こういう食事の時ってことですか?」
「そ、俺的には男が全部払うもんだと思ってんだけど…実際のとこ女子ってどう思ってんの?」
重要ではなかったけど…際どいの来た!!!??
「他の子は知らないけど、私は半分払う派ですねー。」
「へー。新鮮だわ。」
「恋人以外に何故払う必要があるのか、俺には分からんな。」
「恰好つけたいだけ?」
「ひでっ、俺の美徳だっつーの!」
「個人の自由だと思うけど、その辺のことはきっちりしときたいです。」
「そう言うもんなんかー。」
「おーい、聞いてました?あくまで一個人の意見ですからね!!」
「聞く相手を間違えてるぞ、朔。」
「どういう意味ですか!?」
「そのままだ。お前に聞いたところで、この手の話に同意なんて求められるわけないだろう。」
聞くだけ無駄だ。そう言い放った眼鏡野郎に一泡吹かせてやりたいと、アルコールでふわふわした思考の中で思った。
勘定前デッドヒート
あとがき
バイト先の人たちと飲みに行った時に合った会話を参考にしました!!
本当に、異性の差は難しい…私には理解できないことだらけです。
払いたい派、払ってもらいたい派…本当に様々だと判明した瞬間でした。
こんなんでしたが此処まで読んで下さってありがとうございました!!!