事件概要

「そうか今回は自ら戻ったか。」

「てか、どうにかなんねぇの、あれ?」

「此処まで被害が出たのは私の責任だ。」

「まぁまぁ、燭さん。大事には至らなかったので善しとしませんか?」

インキュナの人格、銀髪與儀の暴走がようやく一段落した今燭、平門、朔は今回の件について考えている。

「艇内のみの被害で止まったのですから。」

「无と花礫の影響か…」

「あの二人は良い影響を十二分に与えています。」

「これで覚醒してくれりゃ万々歳なんだがなー。」

急いて失敗してはどうしようもない。しかし、事態は火急だ。彼らの働きに期待しないほうがおかしいだろう。

「そういや、」

「どうした朔?」

「いや、今までどうしてたんだよ。」

「一號艇は関わりがなかったからな、知らないのも無理はない。」

「俺一人、除け者かよー。」

「いつもより被害が出たのは、ななしが居ないからだ。」

「んぁ、なんでななし?」

ななしとは、貳號艇の闘員の一人。温厚ながら、イヴァの飲み仲間という側面を持つ女性。

「インキュナはあれに懐いているからな。」

「へ、まじで?」

「ななしが居ると、一目散に彼女の所に行くほどだ。」

「見てるこっちがイライラするほどな。」

「おいおい、嫉妬かよ。」

「黙れ、朔。」

「前回は見者だったぞ。」

「燭さん…」

「え、燭ちゃんが言うくらいかよ!?」

「彼女にキスしようとしたところを、吹き飛ばしたからな。」

「うわ、マジかよ…」

「あの時のこいつの顔と言ったら…傑作だった。」


事件概要

(『與儀が起きたら苛めよう。』)

(『あー、大変だなー與儀の奴も。』)

(怪我人は出すなよ、平門。)


あとがき

11巻おめでとうございまーす!!!!大変遅くなってしまい申し訳ないです。

艇長'sの若い頃がみれてもううっはうっはです。あの燭さんを彷彿とさせる平門君…可愛い、可愛すぎて吐きそう。

インキュナ與儀たんを活用してみました。名前しか出てきてない…ほんと何でしょうね、これ。

こんなんでしたが此処まで読んで下さってありがとうございました!!!

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