プレゼントには、
*attention

sweeteiの感性が前面に出ています。許容できる方のみお進みください。


「よし、平門さんへの報告も済んだし部屋に帰りますか!」

任務で朝帰りなので、一刻も早く部屋に戻って休みたい。

だがしかし、此処は輪二號艇。そう簡単にいくわけなかった。

「あら、ななしじゃない!」

「お疲れ様、イヴァ。」

「良い所に来たわね!ちょっと寄ってきなさいよ。」

現在の荒んだ心には大打撃なイヴァの魅惑のボディに引きずられ談話室へ連行。

「何やってんの?」

そこにはツクモ、與儀をはじめ无ちゃん、喰といつものメンバーが揃っていた。

「ななし、おかえり。」

素敵な微笑みをありがとう、ツクモ。私、部屋に帰りたいんだ!!

「今、女の子への誕生日プレゼント考えてるのよー。」

「女の子?誕生日プレゼント?」

「與儀が自分の時にくれた子にお返しって、」

成程。

「ななしちゃん、たすけてー!!」

「自分で考えろよ。」

「ひどい!?」

だって、ベットにダイブしたいんだもん!!

「今のところね、「え、今の聞いてた、喰?」サボテンが候補なんだ。」

聞いてない…と言うかサボテンはないだろ。サボテンは…完全にお前の趣味でしょーが。

「いや、サボテンはないでしょ。」

「やっぱりななしもそう思うわよね!?」

イヴァが激しく同意を求めて来る。姉さん、頭がっくんがっくんなって苦しいよ…

「い、イヴァさん、ななしさんが…」

おろおろしながら止めに入ってくれた无ちゃん。えらいなー、お姉さん泣きそう。

「じゃあ、商品券はどうですか?」

「いやいや、喰もっとないから!?」

なんでサボテンから商品券にいったの?流石に重いよ!?

「だったら、何がいいんですか…」

サボテンと商品券を否定された喰は、床にのを書きながら私たちに尋ねてきた。その様子からすると、ツクモにも却下されたのね。

「…お菓子、はどうかしら?」

「あー良いんじゃないかな。」

「ななしちゃん投げやりにならないでー!」

贅沢言うな、與儀!?

「うぅ、お菓子でいいのかな?」

「與儀、お菓子おいしいよ!!」

よく分からない无ちゃんフォロー。それに励まされる與儀微笑ましい。

「もういっそのことワイン渡しなさいよ。それの方がよっぽど嬉しいわ!」

「すとーっぷ!?それイヴァと私だけだって!!」

確かに酒貰うのが一番うれしい。でもよ、イヴァ。それは私たちが酒好きだからだよ?普通の女の子にはだめだと思うよ…

その後も出続けたプレゼント候補。全て皆の趣味が何処かしら出た物で、駄目だしの繰り返しで解散。恋しいベットに横になったのは太陽が傾き始めたころでした…


プレゼントには、

(結局何にしたの?)

(ニャンぺローナのキャンディーにしたよ!!)

(・・・そっか。)


あとがき
本文の内容は実際にバイト先であった事でした。

男性ばっかりなんで、女性の意見を聞きたいと引きとめられ6人の中に1人女みたいな…

最初にサボテンて聞いた時、どうすんの?って思ったのを覚えてます。その後商品券、お菓子酒と続きお菓子はゲーセンのうまい棒とかチロルチョコとか…

最終的に冷蔵庫に眠ってるワインをあげるそうです。

うーん、男心は分からん。元々私が変わり者だからってのもあると思うんですがね…

こんなんでしたが此処まで読んで下さってありがとうございました!

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