3:神様の転寝


青い、青い海が眼前に広がっている。

『また、か。』

意識ははっきりしているのに、体は動かない。楽しいも何も感じない。私は浜辺に独り佇むだけ。

視界の端には人の足跡。それも次第に、波に消されていく。

『この風景、何の意味があるんだろう…』

繰り返される疑問

『でも、もうすぐ―』

突如、世界が深く暗い蒼に浸食されていく。そして砂浜だった場所は、海底に代わる。





「んっ、」

「おぉ、起きたかのぉ。」

「おはよう、ございます。」

「朝食が出来ておるぞ。」

「…寝起きにはきついです。」




神様の転寝


(海岸:素敵な恋への憧れ)

(海底:心に秘めた欲望、本心)

(最近の夢と何も知らない私)




あとがき
すいませんでしたぁああああああ!!!!!平門さん出てきてない。ほぼヒロインだけ、最後にちょっとだけ療師登場!

夢ココロ占いさんから、海岸・海底の意は引っ張ってきました。


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