Happy Halloween!
ハロウィンねたで、時辰さん所のメイドさんです。


「コンニチワ。」

「これはまた、可愛らしい魔女だな。」

「今すぐ記憶から抹消してください。」

私はどうしてこんな格好で平門様の前に居るのでしょうか?

ことの発端は今朝に遡る。

「おはようございます、時た「Trick or treat?!」 失礼しました。」

「まてまて!帰ろうとするな!?」

「何をなさってるんですか、メイド長に言いつけますよ。」

「あいつには言うな!怒られる。」

「でしたら、さっさとスーツにお着替えください。」

「全く、どいつもつまらないな。今日はハロウィンだぞ!お菓子はどうした?お菓子は?!」

「メイド長の所に、って、放してください。そして、その手は何ですか?」

「Trick or treat!?」

「持っているわけ無いでしょう!?」

「そうか、じゃあ悪戯だな!」

「いや、仕事が有りま「どうだ、この衣装!コスプレ会社を調べまくって、やっと探し当てたんだ!」

「仕事しろ!!」

「よし、 ななし!これを着ろ!」

「いい加減に「着てくれるよな。」ハイ。」

という感じだ。ああ言うときの時辰様は何時にも増して扱いにくいし腹黒い。

「それで、あの人から俺の所に行くよう言われたのか。」

「はい。」

「まぁ、あの人らしいな。」

「兎に角、こうして平門様にも無事会ましたので、帰ります。」

「お茶を淹れたメェー。飲んで行くメェー」

「お気遣いありがとうございます。しかし、仕事があ「飲んで行くメェー。」…」

「フフっ。まぁ、お茶位飲んでいったらどうだ?」

「いただきます。」

押しに負けて、羊が煎れてきてくれたお茶を飲む。あー、美味しい。

「ななしは相変わらずだな。」

「進歩の無いメイドで申し訳ありません。」

「責めてるわけじゃ無いさ。俺は褒めてるつもりなんだが。」

「嫌味にしか聞こえませんよ?」

「なぁ、ななし。」

「何でしょう、平門様。」

「Trick or treat?」

「可愛くありませんよ?」

「菓子が無いなら、悪「誰も無いなんて言ってませんよ。これしかないですけど。」

「  ななしが、お茶のお礼に飴をくれたぞ。」

「え、ちょ「ありがとメェー。」いつのまに。」

「これで ななしの持ってる菓子は、無くなったな。」

「!?何てことするんですか!!」

「決定だな、悪戯。」

「ご遠慮します!本当に!」

「そう怖がるな。たっぷり可愛がってやるから。」

「いやあぁぁぁぁ!」

結局、屋敷に戻れたのは次の日の午後で、時辰様に散々からかわれました。お二人に殺意が湧いたのは言うまでもありません。

(おーい、平門!ななしの魔女姿は気に入ったか?)

(まぁ。)

(次はこれにしようと思ってるんだ。)

(お前ら此処を何処だと思ってる。仕事をしろ!!)

(何か悪寒が…)


後書き
名前変換少なっ?!書いてたら、平門さんとメイドさんの関係がよく分からなくなりました…うん。兎に角!ハッピーハロウィン!!!

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